〈児童手当の必要書類〉は出産前に用意するのが効率的!

「児童手当」は中学生までの児童を養育する方に支給される手当です。しかし、児童手当は申請しなければもらえません。出産後バタバタしていて申請が遅れてしまうと、その間支給されません。そうならない為に、事前準備と家族間での話し合いが必要です。今回は、出産前に揃えておくべき必要書類について説明します。



「児童手当」申請時の必要書類

申請しないと支給されない「児童手当」

「児童手当」は、中学生までの児童を養育している方に支給される手当です。中学生の子供がいるお父さん、お母さんに安心して子育てをしてもらおう!という目的で作られました。

しかし、この支給、中学生までの子供がいれば、無条件にもらえるものではありません。最も厄介なのが、「申請しないともらえない」ことです。出産という大仕事を終えたら、すぐに申請をしなければいけないのが「児童手当」なのです。

児童手当は、さかのぼって支給されることはありません。なので、申請をしなければ、その支給分損をすることになります。実際、申請するのを知らなくてその分もらい損ねた方も多くいます。そうならないために、申請はしっかり行いましょう。

児童手当の申請には必要書類を事前に準備するべき

初めての子育ては、忙しく、ついつい色々なことを後回しにしてしまいます。なので、事前に準備できることは出産前にしておきましょう。児童手当は、申請するのに必要書類がいくつかあります。出産後慌てないように、事前に確認し、用意できるものは準備をしておきましょう。ここでは、そんな児童手当の申請に必要な必要書類を挙げておきます。

ただし、必要書類は各自治体で多少異なります。申請前に自治体で確認をしておきましょう。



そもそも児童手当とは?

児童手当の必要書類を説明する前に、そもそも児童手当とはどのようなものなのか簡単に説明します。児童手当は、受給資格もあり、条件に当てはまらないと手当はもらえません。

さらに、平成22年4月1日に児童手当から子供手当に移行、その後24年4月1日から再び児童手当になったり、法改正なども行われています。現在どのようになっているのか確認していきます。

支給対象者

支給対象となるのは、中学3年生(15歳到達後の最初の3月31日まで)までの児童を養育してる方です。

支給金額

支給金額は年齢によって以下のようになります。

■0歳~3歳未満:一律15,000円
■3歳~小学校修了まで:第一子・第二子は10,000円(第三子以降15,000円)
■中学生:一律15,000円

ただし、所得制限以上の方は一律5,000円です。

支給月

児童手当は、申請した翌月分から支給対象となります。しかし、支給は毎月されるわけではなく、年に3回支給月が決まっています。

支給月は、毎年2月、6月、10月です。2月に前年10月~1月分が支払われ、6月に2月~5月分が支払われ、10月に6月~9月分が支払われます。例えば、4月に出産し、申請をした場合、対象が5月分からとなり、6月に5月分が振り込まれ、その後10月に6月~9月分が振り込まれます。

児童手当について |厚生労働省
参照元:厚生労働省(2015年12月時点、著者調べ) 受給資格は以下2点です。

■日本に住所登録をしている人
■所得制限の範囲を超えていない人

所得制限は、扶養家族の人数などによって異なります。また、所得の範囲は世帯収入ではなく、養育者のうち、年収の高い者に合わせて計算されます。所得制限限度額表が厚生労働省のHPから確認できます。ご自身が対象かどうかわからない場合、お住いの自治体に必ず確認下さい。

児童手当 所得制限限度額表
参照元:厚生労働省(2015年12月時点、著者調べ)

「児童手当」申請時の必要書類と申請方法

必要書類

いよいよ本題です。必要書類は各自治体によって異なります。ここでは、代表的なものを挙げておきますが、お住いの市区町村に問い合わせて、最終的な準備をして下さい。

■児童手当認定請求書
■申請者の健康保険証のコピー
■申請者本人名義の通帳またはキャッシュカードのコピー
■印鑑

その他、状況に応じて所得証明書や請求者の身分証明書が必要となったりします。最近では、市区町村のHP上に必要書類が記載されていたり、児童手当認定請求書がダウンロードできたりします。

また、申請者以外の方が申請に行く場合、委任状と受託者の身分証明書などが必要となります。あらかじめ用意しておきましょう。もちろん各申請書類などは、役所で受け取ることが出来ます。しかし、その手間を考えると、必要書類の確認を電話で行い、HPなどからダウンロードし、どのように提出するか家族で相談するのが効率的です。

船橋市|児童手当 申請に必要な書類
参照元:千葉県船橋市(2015年12月時点、著者調べ)

申請先と申請方法

申請先は、公務員の方と健康保険または国民健康保険の方で異なります。

■公務員の方、共済(職場)が窓口です。
■健康保険または国民健康保険の方、お住いの市区町村が窓口です。

まず、児童手当を受給するには、出生届を提出し、受理される必要があります。同じ役所で手続きが可能なので、出生届を出してからそのまま児童手当の申請をすると効率的です。

しかし、注意しなければいけないのは、出生届は全国どの役所からでも提出出来るのに対し、児童手当は住んでいる市区町村でしか手続きできません。郵送で書類を送れるところもあるので、里帰り出産などをする場合、家族で事前に相談して、どのように届け出を出すか決めておくと良いでしょう。

15日特例

基本的に、児童手当は申請した翌月から支給対象となります。ただし、月末に近い日に出産・転出・震災などで申請が出来ない場合に限り特例処置が取られます。これを「15日特例」と言います。特例が適用される場合、出産や引っ越しの翌日から15日以内に申請すれば申請月から支給対象となります。

厚生労働省:児童手当制度のご案内
参照元:厚生労働省(2015年12月時点、著者調べ)



児童手当申請時の必要書類に関するQ&A①

質問

必要書類が揃わない場合、すべて揃えて提出した方が良いでしょうか。また、書類に不備や漏れがあった場合、支給日はどうなるのでしょうか。

回答

自治体によって対応は異なりますが、多くの自治体は「認定請求書」を出せば提出日を申請日としています。

ただし、その場合でもその後一定期間、残りの書類・不備があった箇所の再提出がされない場合は、申請を却下することがあります。書類が揃わなかった場合、認定請求書のみで対応してもらえるか確認し、不備があった場合なるべく早く再提出をすれば、提出した日を申請日としてもらえます。

児童手当 江戸川区公式ホームページ
参照元:東京都江戸川区(2015年12月時点、著者調べ)

児童手当申請時の必要書類に関するQ&A②

質問

申請者は必ず父親でなければいけませんか。また、申請者を父親としたけれど、本人が申請に行けない場合どうすればいいでしょうか。

回答

申請者は、児童の主たる生計者(所得の高い方)となります。所得に応じて、父母どちらでも申請者になれます。共働きなどで、所得が同じ場合、その他の要因で決まります。

また、申請者が直接申請に来れない場合、郵送対応や配偶者が代わりに申請に行くことが可能です。自治体によっては、申請に来た人の身分証明書が必要だったりするので、あらかじめ問い合わせて確認しておきましょう。

児童手当/町田市ホームページ
参照元:東京都町田市(2015年12月時点、著者調べ)

まとめ

出産前に準備と相談

いかがでしたでしょうか。児童手当申請時の必要書類は、各自治体や状況によって異なります。出産後に書類を揃えるのは大変です。出産前に準備しておくだけで、スムーズに申請が出来ます。

また、里帰り出産で、住民票のある地域から離れてしまう方は、どのように書類を提出するか、事前に家族で話合いましょう。受給資格があっても、申請しなければもらえない「児童手当」。出産後に慌てない為に、賢く準備しておくことをオススメします。