教育費の貯蓄シミュレーション|大学までにいくら貯めれば安心?

子供の大学進学を考えて何となく学資保険や教育費の積立てをしているという方は多いと思います。でも実際のところ、いくら貯めれば大学入学の資金として安心出来るのかよく分かりませんよね…。今回は大学までを視野に入れた教育費の貯蓄についてまとめてみました。公立か私立かで変わる準備しておきたい金額や貯蓄のシミュレーションもご紹介。



教育費、大学入学までにいくら貯蓄すれば安心?

いくらあっても足りないかも!費用はどんどんかかります

子供を4年生大学まで進学させる場合、必要な教育費はすべて公立でおよそ1,000万円、すべて私立の場合は2,000万円と言われています。一度に振りかかる訳ではありませんが公立の場合でも総額にするとかなりの金額となります。

H24年度学生生活調査によると、国公立の場合でも学費等で年間約70万円、自宅を出て一人暮らしをする場合の生活費を含めると平均150万円程年間でかかっているようです。私立の場合はそれ以上で年間で平均200万円程と大学進学でかかる家計への負担がどれだけ大きいか想像できます。

子供を大学まで進学させたいとお考えの方なら「入学金や前期授業料、新生活の準備などかかるこの時期までに…」と考えてお子様の教育資金を貯蓄しているのではないかと思いますが、今回はそんな大学までに準備しておきたい教育費に焦点をあててみます。

平成24年度学生生活調査について-JASSO
参照元:日本学生支援機構(2016年1月、著者調べ)

目標額は設定するが、進路を選べるよう限度は設けない。

すべて公立か私立かでおよそ2倍の差がありますが、実際は大学だけ私立となったり高校までは私立だったが大学は公立に行ったり、進路の選択の仕方は様々です。進学するのは親ではないのですから「うちはすべて公立(私立)だから」と最初からレールを敷いてしまうより、出来る限り子供の選択も尊重してあげたいですよね。

ただ、家庭によって準備出来る資金はもちろん異なりますし、いくら位貯蓄しておけばいいのかある程度の目標額がないと計画的に貯めていくのは難しいです。個人的な意見ですが、ざっくりと「公立メイン」か「私立も可」なのかでいったん目標を決めて貯蓄していき、余裕があれば上乗せするくらいでちょうどいいのではないのでしょうか。

以下ではざっくりと「公立」「私立」の進学別に分けて目指す貯蓄額とその貯蓄シミュレーションをしてみましょう。



「可能な限りオール公立」コース

高校卒業までに300〜500万円を目指す

子供の進路を尊重したいとは言え、やはり私立の学費は一般家庭の感覚だとかなり高額です。子供と相談し、出来る限りは公立を目指してもらう場合だと高校卒業までに300万円〜500万円位を目標に貯蓄しているご家庭が多いようです。

公立の小中学校までであれば、入学などのイベントや月の給食費などは平均的な家庭なら手取りの月収から払える金額なのでそこまで心配する必要はないのかなと思います。子供が高校を卒業するまでの猶予を17年間として、貯めたい金額を逆算して月々貯金していければいいですよね。

貯蓄シミュレーション

(1)児童手当を考慮しないケース

【目標300万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積み立てる計画

・月々15,000円✕204=306万円

【目標500万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積み立てる計画

・月々25,000円✕204=510万円

お子様が生まれてから17年間で積み立てるとざっくりこのような計画になります。児童手当を教育資金として積み立てている方も多いと思います。第2子までの場合、児童手当をすべて貯めていくと現行の制度がこの先続くとして総額で198万になります。この児童手当を考慮してシミュレーションしてみると以下のようになります。

(2)児童手当を考慮したケース ※第2子までの場合

【目標300万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積み立てる計画

・300万ー198万=102万円 

・月々5,000円✕204=102万円

【目標500万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積み立てる計画

・500万ー198万=302万円

・月々15,000円✕204=306万円

児童手当について |厚生労働省
参照元:厚生労働省(2016年1月、著者調べ)

「場合によっては私立も検討」コース

とにかく貯められる限り貯める!目標は700〜1,000万円

公立の学校にはないような魅力的な独自の教育方針をとっている私立の小中学校は多いです。そんな教育を受けさせてあげたいと思うのも親心ですよね。もし、状況によっては私立も検討したいという場合はそれなりの覚悟でガシガシ貯めていくしかありません。家計のその他の費用を見直したり、細かい部分を節約したりしながら月々の目標額を確保したいです。

調べてみると、私立も視野に入れて教育費を貯蓄している家庭が目指している貯蓄額は700万円〜1,000万円とやはり高い目標を立てている家庭が多いようです。家を出て生活することになると高い学費以外にもお金はたくさんかかるので先に頑張れるだけ頑張っておいた方が後々余裕を持てますよね。

自分で貯めていくのが難しい場合は返戻率のよい学資保険に加入したり、その他利回りのよい投資信託などの金融商品で保有したりしている方もいるようです。ただし、保険や金融商品には途中解約のリスクや元本割れのリスクも伴うので契約する場合は充分検討しましょう。

貯蓄シミュレーション

公立メインの場合と同じように児童手当を考慮しない場合とする場合でシミュレーションしてみましょう。

(1)児童手当を考慮しないケース

【目標700万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積立て

・月々35,000円✕204=714万円

【目標1,000万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積立て

・月々50,000円✕204=1,020万円

(2)児童手当を考慮したケース ※第2子までの場合

【目標300万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積立て

・700万ー198万=502万円 

・月々25,000円✕204=510万円

【目標500万円の場合】※17年間(204ヵ月)で積立て

・1,000万ー198万=802万円

・月々40,000円✕204=816万円



まとめ

いかかでしたか?大学進学を考えると教育費の予算は跳ね上がります。やはり第2子以降や後々の事を考えると、子供が小さいうちから計画を立ててコツコツ貯めていくのがいいようです。児童手当もいつまで継続されるかは分かりませんが、貰える限りは教育費として考慮して貯めていくと随分負担が軽くなると思います。しっかりと目標額を決めそれに向けて貯蓄を頑張りましょう。