宝くじの高額当選者の「天国と地獄」分かれ道はここにあり!

宝くじに高額当選さえすれば、その後はバラ色の人生が待っている!そんな風に思いながらくじを購入している人は多いと思います。でも現実には地獄を見る人もいるようで…。いざ当選したのときにそうならないために、天国と地獄に分かれるその理由を探ってみました。



高額当選者のその後は「天国か地獄」か?

誰もが夢見る宝くじの高額当選、もし当たったらこんなことやあんなことをして…と想像したこと、ありますよね?きっと当選のその後は、夢に描いていたことが何でも実現できて、素晴らしい薔薇色の人生が待っているはず!と明るい未来を思い描いて妄想を楽しんでしまうのではないでしょうか?

ですが、実際に宝くじで高額当選をした人のその後の人生は、明るいとは限らないようで…。センセーショナルに伝えられるのは、高額当選したばかりに悲劇の主人公になってしまったようなエピソードばかりです。

でもきっと、大きく伝えられないけれども、高額当選して幸せをゲットした!という人も少なからずいるはずです。上手にお金を使いながら、密かに高額当選の恩恵を受け生活している人も、結構たくさんいるに違いないと思うのです。

悲劇の主人公になってしまう人と、幸せなその後を歩む人とその差はどこから生まれるのでしょうか?いざ、高額当選♪となった時のために、その差が分かれる分岐点はどこか、考えてみたいと思います。



若くして富豪に!?海外の事例

それではここで、若くして宝くじの高額当選者となった有名な海外の事例を見てみましょう。

イギリスの16歳のラッキーガール

2003年、イギリスの当時16歳の少女カーリーさんは宝くじで190万ポンド、日本円にして約3億円を当てました。
メディアからも幸運な少女として大きく報じられ、嬉しそうに微笑む初々しい様子の画像がネット上にもたくさん残っています。当選賞金で自分と家族のために4軒の家具付き豪邸を買い、また高級車や贈り物・ブランド品・パーティーや豪華なバケーション・豊胸手術などにお金をつぎ込みました。また家族や彼氏に言われるままに気前よくお金を貸したそうです。

しかし、この彼氏がよくありません。豪邸で一緒に住み始め、二人の子供をもうけましたが、彼女のお金や妹にも手を出すような人物だったそうです。その後に付き合った男も、彼女の家を拠点に薬物の売買をするような人物だったそうです。金運に反比例して男運は散々だったようですね。

2度自殺未遂をしたという彼女は、現在では自己破産宣告ギリギリの生活を送っているのだそうです。彼氏がもともとそういう人物だったのか、当選後に豹変したのかは分かりませんが、周囲の人を信じられなくなった彼女が気の毒だと思いました。

17歳で100万ドル当選のイギリスの少女

2013年、イギリスの少女ジェーンさんは、17歳の時に初めて買った宝くじの一等に当選し、100万ポンド(約1億9,000万円)を見事ゲットしたそうです。当選後彼女の同意を得て、BBCが当選から1年間の生活を追い、その様子がドキュメンタリーで放送されました。

彼女は当選賞金を惜しげもなく使ってブランド品や家を購入し、また豊胸手術をしたりリゾートへバケーションに出かけたりしたそうです。カーリーさんの使い方と似ていますね。10代の女性が大金を手にした場合、使いたくなるベクトルは同じようなものになるのでしょうか。この放送の後、彼女のお金の使い方に賛否両論(主に批難)のツイートの嵐が巻き起こったそうで、彼女はすっかり意気消沈してしまったのだとか。

一旦は家族から離れて購入した家に住んでいた彼女ですが、寂しくて退屈で仕方なくなってしまったそうで、今はまた家族の住む家に戻って暮らしているそうです。「30歳になった時に、まだこの宝くじのお金を持っていたい」と語ったという彼女には、ぜひそうなるように頑張ってもらいたいですね。

8年で970万ポンドを使ったイギリスのイケメン

2002年、イギリスのマイケルさんは若くして970万ポンド(約13億円)を当て、「世界一幸運な男」として知れ渡りました。若くイケメンだった彼は、テレビにも頻繁に出演し一躍有名人になります。

そして、豪邸や高級車を購入し、ギャンブルやパーティーにお金を費やし、分かりやすくお金をどんどん使ったそうです。そしてドラッグにも手を出しやりたい放題の彼に、妻と娘は愛想を尽かし出て行ってしまいました。

その後不摂生がたたり、かつてのイケメンぶりは見る影もなくなり、コカイン所持で逮捕、5ヶ月間の収監とどん底を味わうことになります。ギャンブルでの大損などもあり、8年間で当選金をすべて使い果たしてしまったそうです。

事例から学ぶお金との向き合い方:その1

お金をキープするためには器が必要

宝くじの高額当選者のうち、7割が5年後に全てを失うという説もあるそうです。お金は流れるもの、流動物だと考えると、大きな流れを受け止めるには、器が必要ですよね。それまであまり大きなお金に縁がなく、お金に対する器を育てる経験のないまま突然激流のようなお金を受け止めることになった高額当選者は、その流れを受け止めることができず翻弄され、流れを素通りさせる結果になってしまうのかもしれません。

若い彼らはお金に対する向き合い方を知らないために、思いつくままに浪費に走ってしまいがちなようですね。そしてお金はどんどん減っていきますが、その浪費癖や遊び癖ははお金が残り少なくなっても習慣となってなかなか抜けないようです。

その結果、数年後には結局以前より貧しい生活を送ることになっていた、というパターンが地獄を味わう高額当選者に多く見られるように思います。何も無理に使おうとしなくてもいいのに…と客観的に見ると思うのですが、降って湧いた幸運にテンションが上がった状態で、お金に対する器が育っていない彼らには難しいのかもしれませんね。

お金持ちはお金を配る?

もともとお金のある人というのは、普段から他人にお金をどんどん譲渡したり、家や高級車を買い与えたりするんでしょうか?常識的に考えて、そんなバラマキのようなことはしないのではないかと思われます。

しかし突然高額の当選金を得ると、そういうことをしてしまうんですね。降って湧いたかのような大金にうまく向き合えず、思いつくままに浪費したり、周囲の人に配ったりする事例が多いようです。そして周囲もそれが当然と思ってしまう人が出てくるのが、怖いところです。

デート中に買った宝くじが高額当選したために、「この宝くじは私とデートしてなければ購入しなかったはず、だから私にも権利がある」と当選後に訴訟を起こされ、その日に使ったタクシーの運転手も「俺が乗せていなければ当たっていない」と言い出し…と、次から次へ20件ほど訴訟を起こされたというケースもアメリカであったそうです。これでは人間不信にもなりますよね。

高額当選者のプライバシー

また、海外の宝くじの中には、本当に当選した人がいるということを周知するために当選者の名前を公開することも多いようで、これって危険じゃないの?と他人事ながら心配になってしまいます。どこまで本人の意思かはわかりませんが、マスコミに登場する高額当選者も多く、防犯的に大丈夫?と不安になります。

周囲の人の態度が激変したり、詐欺や泥棒に狙われたりという事態も、プライバシーさえ公開されなければ防げたのに、と思ってしまいます。その点、日本の宝くじは当選者の名前を公開することはないので、安心できますね。

と思いきや、高額当選者の名前を公開しない日本でも、本人や家族の口からいつの間にやら噂が広まって…というケースがあるんだそうです。当選が周囲に広まったためにトラブルに巻き込まれるケースもあるようなので、当選したことを公開するのは慎重になるべきなのかもしれません。



お金持ちと宝くじの高額当選

日本のロトで高額当選したお金持ち

ここで、Yahoo!知恵袋にあった、1億以上を当てた高額当選者はどんな生活をしているのか、という質問とその答えを見てみましょう。こんな事例が見たかったんだ!と思わず唸った回答です。

宝くじで1億円以上を当てた人ってどんな生活を
しているのでしょうか?
仕事しているんですかねー?

出典:

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

知り合いに十数年前にロトで億を手にした人がいます。その人は代々会社を経営している社長さん。当たったお金で不動産を数件投資目的に買った、後ワインクーラーを自宅に取り付けたとは言っていましたが、元々がお金持ちなので、特別に生活が変わった所はなく、以前通り働いてらっしゃいます。

出典:

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
素晴らしいですね!億単位のお金を手にしても、我を失うことなく淡々とそれまでの生活を続ける、そんな人もやはりいるんですね。きっと明らかにならないだけで、こういう長者さんは相当数いるのではないかと思われます。

この人の場合、もともとお金持ちで、きっと大きなお金を手にすることにも慣れていたのでしょうね。普段からお金との付き合い方を学んでいた人なのではないかと思います。羨ましい限りです。

次に、やはりもともとお金持ちだった海外の男性が、驚くような巨額の当選金を手にしたケースを見てみましょう。

アメリカで3億1,490万ドルを当てたの50代男性

2002年、アメリカの50代の実業家ジャックさんは、宝くじ「パワーボール」で当時の最高当選金額である3億1,490万ドルを獲得しました。建築業を営み、それまでも裕福な生活を送っていたという彼にとっても、日本円で約360億円にものぼるという賞金は桁違いだったことでしょう。

有名人となったジャックさん一家は、報道陣に追われ、友人からは借金の申し込みが殺到し、彼はすっかり人間不信に陥ってしまったそうです。その後酒びたりの生活を送り、飲酒運転や脅迫で2度逮捕されることになったり、盗難にあったりと散々だったようです。

そしてそんな騒ぎの中、愛想をつかした妻とは破局してしまいました。当時14歳だった孫娘は誘拐騒ぎなどで学校へ行くのも難しくなり、年上の悪い仲間と付き合い麻薬に手を出すようになります。そしてジャックさんから後継者と目されていた彼女は3年後、遺体となって発見されるのでした。死因は特定されていないそうですが、体内からはコカインが検出されたそうです。

当選後に次々に不幸に見舞われたジャックさんは後に、「当選後の5年間で何もか失ってしまった。賞金と引き換えに取り返せるものなら、すぐにでも返金したい」と述懐したそうです。

事例から学ぶお金との向き合い方:その2

お金持ちはお金に慣れている

まずは、高額当選後も少しうるおいを感じさせながらも、以前の生活を続けているという社長さんの事例ですが、やはり普段から高額のお金と向き合っている人は違うな、と感じました。

舞い上がって浪費に走ることなく、欲しいものを少し購入して、投資にお金を回し、生活や仕事はそれまで通りという理想的な高額当選者ぶりですね!お金をよく知っていて、お金にも好かれている人なのではないかと思います。

普段からお金ときちんと向き合い、お金と良いパートナーシップを持つ努力をしていると、急に高額なお金を持っても振り回されることなく過ごせるのかもしれません。そういう人のところにはお金も安定して留まっていられるのかもしれませんね。普段からお金を知り、学んでいくことはは大切だなと思いました。

それでも限度がある

アメリカの事例のジャックさんは、もともと事業を営み、お金に困らない裕福な生活をしていた人です。宝くじが当たる前は、お金と上手に付き合い、大きなお金の扱いにもきちんと出来ていた人だと思います。

しかし、そのお金持ちのジャックさんにとっても、3億1,490万ドル(約360億円)という桁違いの大金を手にした時、感覚が狂ってしまったということなのでしょうか。多分、それまでのお金との付き合いから、それなりのお金に対する器の大きさがあったと思われますが、その大きさをはるかに超える奔流のような大金が流れ込んで来たとき、それを受け止めることは至難の技だったのかもしれません。

人それぞれ、身の丈にあった器の大きさがあり、比較的大きな器を持った人でも、大幅にそれを超える大金は人生を狂わせるような毒になり得る、ということなのかもしれませんね。あの当選さえなければ、と悔やむジャックさんが気の毒でなりません。

人間を信じられなくなる怖さ

ジャックさんは、マスコミに追われ、何度も盗難に遭い、借金の申し込みが殺到するという周囲の変化にさらされるうちにすっかり人間不信になり、荒れた生活を送るようになります。

自分以上に、周囲の人の変化が大きく、戸惑ったのではないでしょうか。ジャックさん以外でも、周囲の人に知れたために、今までとはまったく違う態度を取られ、人間不信に陥ったという高額当選者は多くいるようです。

一度人間に失望してしまうと、その後考え方や人生がガラリと変わってしまいます。そうして人を信じられず孤独になり、不幸の連鎖に陥っていく、というのが悲劇の高額当選者の人生に共通するシナリオのような気がします。

まとめ

日本人の堅実さは高額当選向き?

日本の高額当選者の賞金の使い道のアンケート結果は、

・1位:貯蓄
・2位:借入金の返済
・3位:土地・住宅の購入

という調査があるそうです。日本人には、浪費に走る前に貯蓄!という転落しにくい堅実な国民性があるのかもしれません。

2015年の年末ジャンボだけを見ても、1等7億円の本数は27本です。他のジャンボやロトなどの当選者数を考えれば、毎年密かに何十人もの宝くじの高額当選者が誕生しているはずです。大きな話題にならないだけで、きっと多くの人が天にも昇る気分で当選の幸せを噛みしめていることでしょう。

高額当選の天国を味わうために…

大きなお世話かもしれませんが、見事高額当選した暁には、悲劇の人となった当選者の轍を踏まないためにも、事例から学んだ次のようなことに気をつけるといいかもしれません。

・プライバシーを大切に。
・浪費に走る前に一呼吸おく。お金がなくなっても浪費癖はなくならない。
・そのバラマキは周囲の人も変えてしまうかもしれない。

こんなちょっとしたことさえ心がければ、日本の宝くじは高額当選しても名前を公開されることもないですし、賞金に税金もかからず、治安も比較的良く高額当選者にとって住みよい国だと思われます。誰もが憧れる高額当選の天国を味わうことができる確率が、プライバシーを公開される国に比べて高いのではないでしょうか?

そして、これから高額当選者になるかもしれない私を含めた人々は、普段からお金と向き合う術を学び、お金に対する器を広げる努力を惜しまないように心がけると良さそうですね。

それでは、皆さんの幸運を祈ります!