お見舞い相場を解説。病院にお見舞いに行く時のマナーも説明

お見舞いと言いましても、様々な種類があります。火事や災害などの災害見舞いや、選挙事務所や仕事関係などへ贈り物をする、陣中見舞い等もあります。今回は、そんな中でも病院にお見舞いに行く際の相場について、解説していきます。



お見舞いの基本的なマナーについて理解しよう

身内や知人が病気になって、病院に入院するということは、経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時に、きちんとマナーを守って、スマートにお見舞いをすることができれば、あなたの評価は上がり、良い関係を築くことが可能となります。これを機にしっかりとチェックしておくことをオススメします。

病院のお見舞いで重要なのはタイミング?

病院のお見舞いは、ほんの差し入れを持って患者さんやけが人及び病人のもとに行けばいいといったものでは決してありません。仕方なく知人や上司等のお見舞いに出向く方は多いと思いますが、マナーを守った上でお見舞いに行かなければ、かえって評価を下げてしまうことになってしまうわけです。

では、具体的にどういった具合にお見舞いをするのが理想的かといいますと、何よりも先ずタイミングをきちんと理解しておくことが重要事項だと断定できます。入院生活をスタートした直後は、病気の状態がすぐれないケースや気持ちが安定していないケースがほとんどではないでしょうか。そういった状態の時にお見舞いに行ってしまいますと、患者さんの容態が悪化してしまう可能性があります。ですので、入院生活をスタートした数日後に、お見舞いに出向くようにしましょう。可能であるなら、1週間くらい経過してから出向くのがベストだと言えるでしょう。

ちなみに、短期間の入院のお見舞いに関しては、特にお見舞いをする必要はないのではという意見も、近年は出てきているらしいです。患者さんが何はともあれお見舞いに来てほしいと希望する場合であれば、お見舞いに行く必要があるでしょう。ただし、それ以外に特別な事情が無いというのであれば、特にお見舞いに行く必要はないと考えられています。

お見舞いの面会時間についての注意点

面会する時間としましては、15分程度にしておくのが最適です。それよりも短くなってしまうと、相手に対して真心が伝わらない可能性があるからです。だからといって、30分以上に渡って長居してしまうと、相手に気を遣わせて疲れさせてしまう可能性がありますので注意が必要です。

お見舞いに行く際の理想的な人数とは

お見舞いに伺うにあたって気をつけなければならないポイントは数多くありますが、どのくらいの人数で訪問すればいいのかというのも重要になります。

お見舞いに伺う際の人数に関してですが、これは短期入院であっても、長期入院であっても、基本的には1人で訪問するというのがもっとも最適な人数だと言われています。
1人でお見舞いに行くことが理想とされている理由としましては、人数が多すぎてしまうと、他の患者さんの迷惑になってしまう可能性があるからです。特に、個室ではなく大部屋で入院をしている患者さんの場合は注意が必要です。こういったことを考えていきますと、1人でお見舞いに行くのが良いという結論に達するわけです。

あとは、あまりにも大人数でお見舞いに行ってしまいますと、患者さん自身にも気を遣わせてしまって、心も体も疲れてしまう可能性もあります。大部屋ではなく、個室で患者さんが治療を受けているケースであれば、他の入院患者の方に迷惑がかかることはありませんので、多少は大人数であっても大丈夫かもしれません。

上司にお見舞いメールを送る際の注意点

常日頃からお世話になっている職場の上司が、入院してしまった場合は、一体どのような対応をとれば理想的なのでしょうか。 分からない方も大勢いらっしゃると思います。
病院に足を運んでお見舞いをする方がいいのか、簡潔なお見舞いメールを送るだけでも大丈夫なのか、迷ってしまうのではないでしょうか。というわけで、上司のお見舞いをする場合のマナーについて解説していきたいと思います。

上司が入院した場合の、基本的なマナーとしましては、直接お見舞いに行くよりも、お見舞いメールや、お見舞い品と一緒に手紙を書いて贈るのがベストだと言えるでしょう。

気心の知れた上司であれば、直接お見舞いに行く方が良いケースもあるのですが、一般的に考えますと、お見舞いに行かず、メールやお見舞い品を贈るのが最適だと考えられています。

お見舞いメールに関しましては、精神的にストレスを与えてしまうような表現はしないように十分注意するようにして下さい。どういった病状なのかをしつこく聞き出そうとしたり、わざとらしく励ましたりすることはやめた方がいいでしょう。

また、お見舞いメールには、原則的に時候の挨拶などは必要ありません。不必要に堅苦しいメールでなく、スマートに病気の状態を気遣う内容がベストだと言えます。
不治の病など、病気の規模によっては、言葉の使い方にも気を付けなければなりません。そういった相手の病状に関してもしっかりとリサーチし、理解した上で、気遣いのあるお見舞いメールを作ることがポイントになります。



お見舞いの金額の相場について

お見舞いの際にお渡しする金額としては、5,000円前後が相場ではないでしょうか。親しくしている知人や友人、お世話になっている上司の場合であっても、病気のお見舞いの金額は、相場として10,000円が上限とされています。それ以上の金額をお渡ししてしまいますと、相手にお返しをしなければというプレッシャーを与えてしまい兼ねません。

見舞金はどんな時に持参する?用意する際のマナーと金額相場
参照元:葬儀の事なら「小さなお葬式」(2015年12月時点、著者調べ)

お見舞金額をさらに細かく掲載

細かいお見舞いの相場としましては、以下のようになります。

・親兄弟/祖父母/孫の場合は、5,000円
・特に親しい親兄弟/祖父母/孫の場合は、10,000円
・親戚の場合は、5,000円
・特に親しい親戚の場合は、10,000円
・友人/知人の場合は、3,000円
・特に親しい友人/知人の場合は、5,000円
・仕事関係の人であれば、3,000円
・義理でお見舞いをする場合は、3,000円
・近所の人や知り合いであれば、3,000円
・親しくしている近所に人や知り合いであれば、5,000円
・人生においてお世話になっている人であれば、10,000円

といった感じになります。是非参考にしていただければと思います。

あと、注意点としましては、渡す金額は4、6、9といった数字が含まれているのは避けるようにして下さい。また、会社の上司等、自分より目上の人に対して、現金を贈ることはタブーされていますので注意しましょう。

現金を渡す際に守るべき注意点とは

お見舞い金をお渡しする際は、間違っても現金をそのまま渡さないようにして下さい。お見舞いと書かれた封筒が販売されていますので、そういったものを利用するといいでしょう。

病気は基本的に、二度とあってはならないことですので、お見舞いの場合の水引は、白赤の結び切り、あるいはあわじ結びにするのが原則となっています。のしは付けない方がいいでしょう。のしには、 「病気を伸ばす」 という意味も含まれていると考えられていて、不快に感じる方もいらっしゃいますので、注意が必要です。

見舞い袋の表書きに関しては、 「御見舞」 「お見舞」 とするのが基本です。昨今は 「お見舞い」と最初から印刷されているものも存在しますので、そういったものを利用するのも良いと思います。

そして、最も注意しなければならない点としましては、新札は避けるということです。お祝い金を贈る場合であれば、新札で渡すのが基本的なマナーなのです、お見舞いなどのケースにおいては、おめでたい新札でお渡しするのは失礼になると言わざるを得ません。どうしても新札だけしか無いのでしたら、折り目を入れてから渡せば大丈夫です。

喜ばれるお見舞い品の選び方とは

現金ではなく、その金額の範囲であれば、贈り物でも大丈夫です。縁起の悪い品や、入院生活中に食べることが出来ない食べ物などを贈るのはダメですので、その辺りを意識して慎重に選ぶようにしましょう。マナーをしっかりと守ってお見舞いをすることができれば、相手も喜びますし、あなたの評価もアップします。人間関係もより濃密にすることができるでしょう。

お見舞いで手紙を贈る。書く際の文例とは

お見舞いの際に、手紙を書くというのも、相手を励ます上で効果があると言えるでしょう。相手をしっかりと気遣って、勇気づけるような思いやりのある文面を書くことを意識するようにしましょう。

病気の状態が思わしくないケースでは、ご家族宛に手紙を送るのがマナーとされています。ご本人の安否を気遣って激励しつつも、ご家族をねぎらう言葉を書き添えることができればベストです。

お見舞いの際の手紙の文例がありましたので引用として掲載しておきます。

改まった相手へ

急啓 突然のご入院(ご病気)との報に接し、大変驚いております。その後のお加減はいかがでしょうか。
 日頃ご壮健な○○様でございますから、じき快方に向かわれることと信じておりますが、どうかご無理をなさいませんよう、この機会に十分ご静養されてください。
 ご家族の皆様におかれましても、突然の看護生活でお疲れのことでしょう。私にお手伝いできることがございましたら、どうぞ遠慮なくお申し越しいただき、何卒お身体を大切になさいますようお祈り申し上げます。
 機会をみてお見舞いに伺いたいと存じますが、取り急ぎ、書中にてお見舞い申し上げます。
不一 

平成○年○月○日

出典:

www.letter110.net

親しい相手へ

前略 本日、○○さんが入院されていることを知り、びっくりしました。
 ご無沙汰ばかりで知らずにいたとはいえ、お見舞いが遅れてしまいましたこと、大変申し訳なく思っております。その後の経過はいかがですか。
 すぐにでもお見舞いに駆けつけたいのですが、遠方のため、それもかないませんことをどうかお許しください。
 次回お会いできます日には、元気いっぱい笑顔の○○さんでありますよう、焦ることなく治療に専念し、全快の日の早からんことを心からお祈りしています。
 ささやかながらお見舞いの品を別便にてお送りいたしましたので、どうぞお納めください。
 まずは書中にて、お見舞いまで。
かしこ 

平成○年○月○日

出典:

www.letter110.net

患者(当事者)に喜ばれるお見舞い品とは

お見舞いの品の定番と言いますと、やはりお花ではないでしょうか。ただし近年は病院によってはお花を禁止しているところもありますので、前もって伺っておく必要があります。

お花はお見舞い品としましてはメジャーな存在ではあるのですが、注意も必要です。香りの強力なお花であれば逆に不快な思いをされるかもしれませんし、花粉によるアレルギーが発生してしまう可能性もあります。

また、縁起が悪いという理由で、敬遠されたりすることもありますから、事前にお花屋さんに相談しておくのがいいと思います。病院の意向で「生花をするのは全面禁止」としているケースもありますのでしっかりと確認しておきましょう。

他には、お見舞い品として喜ばれるものとしましては、実用性のあるものではないでしょうか。例えば、退屈な入院生活を乗り切る為の楽しいものです。具体的には、漫画や小説、単純作業が病みつきになるパズルなども喜ばれたりします。ただし、相手の好みをしっかりと把握した上で、厳選することが大切です。

あとは缶詰やお菓子、ペットボトルのドリンク、ティーパックなども、すぐに食べられる上に賞味期限が長いのでオススメです。相手のご家族や、お見舞いに来た人に対しても提供できますので、そういった意味でも役に立つと言えるでしょう。

患者の家族に喜ばれるお見舞い品とは

お見舞い品は、なにも患者本人に贈るとは限りません。看病しているご家族が喜んでくれる物を用意するというのも大切です。しかしながら、どういった物を用意すればいいのか、迷ってしまうと思います。患者本人の好みは把握していたとしても、そのご家族の好みについては分からないケースが多いのではないでしょうか。

ですので、どんな方でも喜んでいただけるような無難な物を選択する必要があります。オススメとしては、みんなで召し上がることのできるようなお菓子やドリンクといったものがいいでしょう。すぐに食べる事が可能であれば、ケーキや和菓子など生菓子でも大丈夫です。フルーツでも長持ちするような物であれば妙案かもしれません。また、ご家族が泊まり込みで看病しているケースであれば、毛布などの備品でもいいでしょう。

一番大切なのは、思いやりを持つことと、しっかりと気持ちを伝えることです。

お見舞い品として不適切なもの

基本的には、相手に対して思いやりがあれば大丈夫ですが、縁起の悪いものに関しては注意が必要です。例えば、お花を贈るケースです。基本的に鉢植えは「根つく=寝つく」という意味がありますのでよくありません。他にも、菊の花は「葬儀」を思い浮かべてしまいますし、椿は「花が首から落ちる」という性質がありますので縁起がよくありません。シクラメンは「死と苦」を連想させますし、アジサイは「色があせる」といった意味につながってしまいます。

あとは、現金を贈る場合の項目でも少し触れましたが、数字の4(死)、6(無)、9(九)が付くようなものは、避けるようにして下さい。以上の事に気を付けて、気持ちよくお見舞い品を贈れるようにしましょう。

お見舞い品を贈る回数について

短期の入院のケースでは、お見舞いに行く回数としては1回くらいでも十分ではないかと思います。しかしながら、家族や友人、仕事関係の人等が長期間にわたって入院してしまったケースでは、何度か入院のお見舞いに伺った方が良いかもしれません。ただ、その際にお見舞いに行く度に、お見舞い品を持っていかなければならないのかという疑問があると思います。その辺りを説明させていただきます。

基本的には、お見舞い品を用意するのは、最初の1回でいいとされています。ただ、何度も贈ること自体は禁止されておりませんので、週刊誌やちょっとしたお菓子、ドリンクなどを持っていったりするのは良いかもしれません。手の込んだお見舞い品に関しては、1度だけでも十分だと思います。

お見舞いにきてくれるだけでも嬉しいと感じてくれる方も、数多くいらっしゃいますので、やはりお見舞いに足を運ぶという気持ちが一番大切なのではないでしょうか。



お見舞いに関するまとめ

お見舞いに関する基本的なマナーや注意点、お見舞い金の相場やオススメのお見舞い品についても解説してきましたが、十分ご理解いただけましたでしょうか。

初めてお見舞いに行くという方は、緊張してしまうかもしれませんが、今回の内容を一通りチェックしていただければ大丈夫です。是非、気持ちよくお見舞いをして、良好な人間関係を築いていただければ幸いです。