【賢いお金の使い方】成功へ導く4つの状況と4つの基準

皆さん、クリスマスや年末年始のご予定はいかがでしょうか。毎年、この時期は一年の締めくくりと、新しい年への期待から、財布のヒモを緩めがちではないでしょうか。そこで、今回は「賢いお金の使い方」をちょっと変わった切り口で考えてみたいと思います。



賢いお金の使い方をするには?

自分らしい生き方をするために、賢いお金の使い方を身につけることがますます大事になってきています。

その背景は、大きく2つの外部要因によって、会社から頂くお給料が増えないことがあるようです。

①ビジネスにおいて国際間の競争が激しくなっていること。
②国内において少子高齢化が進行し、将来の年金受け取りに不安があること。

では、どのように賢いお金の使い方を確立していくべきでしょうか。筆者は、お金の使い方を各①②を2つに分けて、さらにそれらを組み合わせた4つのパターンを考えてみました。

①お金を使う目的別
②お金の用途別

また、筆者は前記の4つのパターンのそれぞれについて「賢さ」を評価する切り口に、ビジネスで使われている4つの基準を提案します。



お金を使う前に考えておきたいコト

1: 目的を考える

お金を使う目的は、その人の考えや属している社会によって様々でしょう。ここでは話を簡単にするため、

①自分のために使う場合
②自分以外の、友人知人や社会のために使う場合

と分けて考えます。

2: お金を使う用途を考える

お金を使う用途についてはいかがでしょうか。皆さんは頂いたお給料の大半を、衣食住などの生活に使い、あまれば貯金されているかと思います。

衣食住などの生活に使うような場合、経済学では「消費」といいます。貯金のように将来の出費に備えるお金は「貯蓄」ですが、タンス預金やヘソクリとして、家に隠している場合を除くと、銀行や郵便局のような金融機関に預ける方がほとんどでしょう。

こうした「貯蓄」は金融機関を通じ、事業に必要な資金として、事業者に貸し出されて、事業者はそれを元手に「投資」を行います。「貯蓄」は「投資」となるのです。つまり、お給料をいただくとは収入面から見たお金の流れです。他方、支出面から見たお金は「消費」と「投資」のいずれかです。

3: 4つのパターンで考える

今回は「賢いお金の使い方」について、お金を使う目的別に先ず①②に分けて考えてみます。

①自分のため
②自分以外のため

さらに、お金を使う用途も分けてみましょう。

A. 消費
B. 投資

最後に、①②とABを組合わせた4つのパターンで考えてみましょう。

①+A:自分のために消費
①+B:自分以外のために消費
②+A:自分のために投資
②+B:自分以外のために投資

4: 4つの基準で評価する

ビジネスにおいて、企業の財務状況を分析する基準は、①収益性、②安全性、③効率性、④成長性の4つです。筆者はこの考え方を家計にもそのまま使うことを提案します。例えば・・・

①収益性:お金を払った以上に価値を手に入れているか
②安全性:買い物をするお金をローンで調達する割合が増えていないか
③効率性:着ることが少ない服や履くことの少ない靴が増えていないか
④成長性:お金を払うことで、自分の成長が実現できているか

賢いお金の使い方を考える上で、上記のような御自身への問いかけを普段から意識するとよいかもしれません。

賢いお金の使い方を考える

これまでの考えをもとに、4つの「賢いお金の使い方」を見ていきましょう。

1:自分のために消費

「頑張った自分にご褒美する」「プチ贅沢する」「旅行にいく」「温泉にいく」ような場合が具体例に該当すると思います。お金を使う目的は、自分を褒めることで「明日も頑張ろう」ということにつながるのであればOKです。

これは、良い仕事ができたことは高いモチベーションと高い能力を掛け合わせた結果と考えられ、良い仕事の源泉である高いモチベーションを維持する刺激になります。結果として今後も良い仕事ができる可能性を高めます。

この場合は、賢いお金の使い方となっているかを自問自答する尺度として、収益性や安全性、効率性を考えてみましょう。

2:自分以外のために消費

「友人や部下にランチをおごる」「子供や家族にプレゼントを買う」「お世話になった人に贈り物を買う」ような場合が具体例に該当すると思います。

お金を使う目的は、自分と周りの人の親交や関係性を深め、家庭や会社、地域社会のように複数の人で構成される組織の一体感や帰属意識が高まります。良い関係性を維持することで、共通の目的を実現できる可能性を高めます。

この場合は、賢いお金の使い方となっているかを自問自答する尺度として、成長性を考えてみましょう。

3:自分のために投資

「外国語教室に通学する」「資格を身につける講座に申し込む」ような場合が具体例に該当すると思います。お金を使う目的は、自分自身の能力を高めることで、自分の価値を高めることや自己実現を図ることにあります。

「自分のために消費」と同様に、良い仕事は高いモチベーションと高い能力を掛け合わせたものと考えると、特に高い能力の面で良い仕事ができる可能性を高めます。

この場合は、賢いお金の使い方となっているかを御自身に問いかける尺度として、効率性、成長性を考えてみましょう。

4:自分以外のために投資

「子供に質の高い教育を受けさせる」「銀行に預金する」「応援している企業に出資する」「ふるさと納税する」ような場合が具体例に該当すると思います。お金を使う目的は、自分の身近な人や社会に投資することで、次の世代に社会を支える人の育成や、今の社会を良くすることにつながります。

この場合は、賢いお金の使い方となっているかを自問自答する尺度として、成長性を考えてみましょう。



お金を使う時のポイント

商品の「買い時」に注目する

質素倹約は美徳です。節約することで出費が抑えられた分、お金は残ります。しかし、節約も度が過ぎると明日への成長の機会を失う場合があります。世の中の変化は早く、多くの機会や脅威が生まれて消えています。次代の変化を予測し、戦略的にお金を使いましょう。

例えば、品質の良い野菜を割安に買うことで食費を抑えたいとします。野菜は季節ごとに出荷される品種や数量が変わります。数量が多ければ、値段は下がります。数量が少なければ、値段は上がります。旬の時期は多く出荷されて価格が下がり、栄養価を含めて品質の高いものが含まれる割合が高くなります。

結論として、「旬の野菜を買う」つまりその商品を購入する最良の時期に買うことによって「賢いお金の使い方」につながるでしょう。少ない出費で「栄養価の高い」野菜を買うことで「賢いお金の使い方」が実現できるでしょう。

買う目的は何かを問いかける

売り手は、なるべく皆さん(消費者)が沢山の商品を高い値段で買うように、常に作戦を練っているようです。ビジネスでは「マーケティング」という分野の学問として研究されています。

「みんなが持っている」「今、流行している」「ここでしか買えない」と表示されていれば、思わず「買ったほうがいいかも」と思ってしまうかもしれません。このように心理面で響く言葉を示せるかどうかで売り上げは変わるものなのです。

重要なのは、こうした外部からの情報に依存して買い物するのではなく、そうした情報をうまく利用し、冷静に本当に自分にとって必要な商品かどうか吟味して買うことが「賢いお金の使い方」なのではないでしょうか。

モノよりコトへ価値観を移す

例えば、洋服を買ったとしましょう。その服は来年には流行遅れになっているかもしれません。

服や靴といった「モノ」は、時間とともに飽きたり使い古されたりして価値が減ることがあります。では、勉強したことや身につけたノウハウ、技能はどうでしょうか。これらは、一部を除き将来的に価値が減らず、それ自体をうまく使って新たな価値を創造する可能性があります。

服や靴といった「モノ」よりも、勉強したことや身につけたノウハウ、技能といった「コト」の取得にお金をかけることも「賢いお金の使い方」といえるかもしれません。

まとめ

ここまで、賢いお金の使い方について、①賢いお金の使い方を知ることの重要性、②賢いお金の使い方に関する重要なポイント、③賢いお金の使い方に関する方法、④賢いお金の使い方に関する方法を実践する際の注意事項を述べてきました。最後にまとめます。

・自分らしいお金の使い方を考える。
・「自分のため/他人のため」「消費/投資」の4つのパターンで考える。
・「①収益性、②安全性、③効率性、④成長性」の4つの基準で評価する。
・商品の買い時を確認する。
・モノよりコトに価値観を移す。

以上の5つをお財布からカードを取り出す前に参考にしていただければ幸いです。