ペアガラスの価格|断熱窓リフォーム費用と驚きの効果とは?

ペアガラスの価格は単板ガラスより割高となりますが、近年は複層Low-eガラスというペアガラスの中でもさらに断熱性能の高いものが主流となっているようです。その性能は従来のガラスの2~4倍と言われ、住宅の省エネ性能をアップさせることに繋がります。それによって減税措置が受けられるという制度もあるようです。



ペアガラスの価格と効果

ペアガラスとは

ペアガラスとは複層ガラスとも言われ、2枚のガラスの間に乾燥した空気層を注入した断熱効果のあるガラスのことです。単層ガラスの2倍の断熱効果があると言われており、近年新築された物件のほとんどはペアガラスの家が多いと思われます。

一般的にはガラスとガラスの間の空気層が厚いほど断熱効果は高いと言われており、その空気層の厚みは6~12㎜まであるということです。またただのペアガラスよりさらに断熱効果が高く、よく使用されているものとして複層Low-eガラスが挙げられます。

これは、ペアガラスの空気層側の片方にLow-eガラスと呼ばれる金属膜をコーティングしたガラスを使用したもので用途別に2種類あります。室内側に使用することで冬暖かい家となるように断熱性を高めたもの、室外側に使用することで夏涼しい遮熱性を高めたものだそうです。

ペアガラスの価格

どうせリフォームするなら、ただのペアガラスより高性能な複層Low-eガラスがおススメですが価格は上がるようです。現在のサッシのままでアタッチメントを付け、ガラスだけをペアガラスに変更するといったことは可能ですが、昨今ではアタッチメント付きで簡単に交換できるタイプのものもあるようです。

ガラス単体の材料価格は掃き出し窓(0.9m×1.8M)程度の大きさで公表価格は1枚当たり3~5万円程度とみられます。施工業者によって25~50%程度割引した材料価格となるようですが、自分での交換は困難だと思われるので、ガラス自体の価格を知ることは重要ではありません。

工事費やリサイクル料がかかるので、実際にどのくらいの費用になるのかは見積してみないことには分からないと思われます。次項では工事費用込みの価格をみていきましょう。

ペアガラスは断熱効果と結露防止の基本 ペアガラスは複層ガラスともいいます
参照元:株式会社島田硝子店(2015年12月時点、著者調べ)

LIXIL | 窓まわり | インプラスウッド/インプラス | より快適な暮らしを Low-E 複層ガラス
参照元:LIXIL(2015年12月時点、著者調べ)



窓リフォーム工事費用

ペアガラスへの交換費用

最も少ない費用で窓の断熱性を高める工事は、サッシはそのままでガラスだけを交換するやり方です。アタッチメント付の複層ガラスならそのままはめ込むだけでOKだということです。居室窓10窓交換した場合のだいたいの工事費用は60~70万円ほどとなるようです。

さらに富山県の業者さんのHPに具体的な工事価格がありましたので例に挙げさせていただきます。北陸は雪国というイメージですが次世代省エネ基準の地域区分としては都市圏と同じⅣ地域となるようです。施工する窓が多いほど最大10%割引されるということで、かなりリーズナブルな価格になっていると思われます。

引違窓2枚1セットあたりの概算税抜価格データ>
▼YKK製アタッチメント付き複層ガラス
・幅1.8m高さ0.9m程度の腰高窓:22,700円
・幅1.8m高さ1.36m程度の腰高窓:27,500円
・幅1.8m高さ1.8m程度の掃き出し窓:38,000円
・幅1.8m高さ2.18m程度の掃き出し窓:58,900円

▼YKK製アタッチメント付き複層ガラス(Low-e仕様)
・幅1.8m高さ0.9m程度の腰高窓:28,400円
・幅1.8m高さ1.36m程度の腰高窓:33,200円
・幅1.8m高さ1.8m程度の掃き出し窓:47,500円
・幅1.8m高さ2.18m程度の掃き出し窓:72,200円

アタッチメント付き複層ガラス交換工事価格表
参照元:住まいるオスカー(2015年12月:著者調べ)

アタッチメント付複層ガラス | 商品を探す | YKK AP株式会社
参照元:YKK AP株式会社(2015年12月:著者調べ)

サッシごと交換した場合の費用

サッシごと交換した場合の費用は、断熱窓工事の中でも最も高額となります。一般的な住宅で10窓を好感した場合、おおよその工事費用は110~130万円、サッシごと交換の場合は壁を一部壊す必要があるため、その補修費用としてさらに50~60万円が必要となるようです。

大がかりな工事になり費用も高く、工期も1週間程度となるようですので、あまり実際に行われる方は少ないのではないかと思われます。

内窓にペアガラスを取り付ける費用

これは雪国などによくある方法のようで、既存の窓を残したままで内側にもうひとつ窓をつけ、二重窓にする方法です。窓そのものを交換する工事が1週間程度かかるのに比べて、こちらは1~2日程度の工事となり、費用は一般的な住宅で10窓程度施工した場合80~95万円となるようです。

既存の窓をそのまま生かすため、リサイクル料などの費用は発生しないので手軽です。サッシごと交換する場合と同程度の断熱効果が認められ、工事が簡単で費用も比較的安いことから、この施工法が最もポピュラーだと言われています。

2人で協力するなどすれば、比較的簡単に自身での取り付けもできるということですので、工事費用節約のためにDIYに挑戦されるのもいいかもしれませんね。

インナーサッシ工事価格表
参照元:住まいるオスカー(2015年12月:著者調べ)

内窓、二重窓で防音から断熱、結露防止、省エネ、防犯対策、快適空間へ簡単リフォーム
参照元:モリモト有限会社|e窓サービス.com(2015年12月:著者調べ)

窓リフォームのメリット

断熱性能アップと結露防止

わが家も樹脂サッシ・複層Low-eガラスで新築しましたが、結露がほとんどないので快適です(加湿器を使うと少しは結露します)。住宅の断熱性能で最も考慮すべきポイントは、断熱材などではなく”窓”だというのです。

外気温の室温への影響は窓などの開口部が最も高く、冬は58%、夏は73%が窓からと言われています。そのため窓のリフォームで断熱性を高めることは大変効果が高いと言われているのです。たとえば内窓をつけることでなら、年間電気代も約24%削減できると言われています。

省エネルギー建材普及促進センター | 【Q&A】
参照元:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会(2015年12月:著者調べ)

窓リフォームの減税措置

省エネ改修所得税特別控除という公的優遇制度があり、一定の条件を満たせば、その年の所得税額から工事費用の10%(上限25万円)が控除され、また翌年の固定資産税が1/3減額されるということです(いずれも延床面積120平米まで)。窓をリフォームしたら、翌年の確定申告で省エネ改修工事を行った旨を必ず申告しましょう。

No.1219 省エネ改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除)|所得税|国税庁
参照元:国税庁(2015年12月:著者調べ)



まとめ

このように窓は外気温に最も影響されやすいため、窓をリフォームして断熱性能を上げることで電気代を2割以上節約できます。工事費用も、内窓の設置やガラス交換であれば家全体でも60~100万円前後というケースが多いようです。

所得税の1割減税と固定資産税1/3減税も受けられ、電気代も節約でき、結露やカビに悩まされなくなるのなら価値のあるリフォームだと思われます。ここに書かせていただいたのはあくまで参考価格なので、実際に見積をしてもらったうえで検討されてみてはいかがでしょうか。