【3人家族の生活費平均】でみる子供が産まれた時の変化とは?

子供が生まれたら生活費にはどの様な変化があるのでしょうか?第一子の子供が産まれる夫婦の年齢の平均など様々な平均値と生活費の平均を見て、何が変化していくのかを考えてみました。



生活費はライフスタイルによる

ライフステージの変化と生活費

みなさんはどの様な生活をしていきたいと考えていますか?またこれから年齢を重ねていく上で生活費にどの様な変化が出てくると思いますか?毎日の生活費のことを考える上で重要なのはライフスタイルの変化を想定しておくことです。

例えば結婚してからの家計としての変化があるときをあげてみました。

◆子供が産まれる
◆子供が幼稚園に通い始める
◆家を建てた為住宅ローンが始まる
◆小学校に入り習い事を始める
◆中学生になり塾に通い始める
◆高校入学後大学受験にむけてさらに塾代がかかる
◆子供が大学に入学後
◆子供が家を出るために再び夫婦二人の生活へ
◆子供の結婚
◆親の老後の支援
◆親の老後の介護や同居

この様に、家族が増えるということをベースにその時によってかかり始めてくるお金や、その期間だけかかる費用など、ライフステージや望んでいるライフスタイルによってかなりの変化があることでしょう。
ここでは結婚後に子供が産まれて3人になったらどのように生活費としての変化があるのかを紹介していきます。

なんとかなるでしょは怖い?!

最近では授かり婚などといって、結婚前に妊娠が分かりそこから結婚をするという人もかなり増えてします。そのような方たちは、結婚をまだ意識することない状態から結婚に至ったという人が多いのではないでしょう。そうすると結婚資金はもちろん、急な妊娠の為に仕事を辞めたり休職したりするために金銭面での不安も生じてきます。突然の妊娠、結婚、出産でもやりくりをしてうまく生活をしている方がほとんどだということは事実です。

しかし、子供が産まれたことによって、生活が変わったために生活費から貯金などをしていくことが非常に困難な時期も出てきます。生活が苦しくなったという理由で仕事を始めたり仕事を増やしたりしていくことは、好きな仕事を続けるというとことは違うので辛いと感じるのではないでしょうか。

また「年功序列の社会だから、貯金はしていなくてもなんとかなるでしょう。」と考えている人もいるようですが、確定していない収入アップをベースにこれからの生活を考えているというのは非常に危険です。できることならば、結婚後にこれから子供が増えたらどのような生活になっていくのかということを夫婦で考える時間があった方が今後の家計のバランスを考えやすくなることでしょう。



3人になる時の年齢や給料の平均

3人家族になるとき

それでは、3人家族になるときの、それぞれの平均を考えていきます。生活費を考えるためには非常に重要な点だと考えます。自分自身と比べて男性の年齢がどの様な年齢であるのかによって収入も変わってくるからです。生活費を考える上で必要な平均値を挙げていきます。

第一子の出産時の女性の平均年齢

平成25年の人口動態統計の調査によれば、初産の女性の平均年齢は30.4歳だったということです。平成23年ごろから平均年齢が30代になりました。初産の平均年齢が上がることによって、少子化の原因になっているといわれてはおりますが、大学を卒業して仮に妊娠を期に仕事を辞めるとしても8年ぐらいは仕事をできるということになります。

8年ぐらい仕事をしているということはそれなりに給料も上がってきている訳ですし、貯金などでお金が貯まっているかもしれません。金銭面的なことから言えば初産の年齢としては絶妙な年齢かもしれませんね。

平成25年(2013)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省
参照元:厚生労働省 (2015年12月 著者調べ)

30歳の女性の平均年収

初産の平均年齢である30歳の女性はどのくらいの年収があるのでしょうか。平成26年の30歳~34歳までの女性の平均年収は【301万円】でした。ボーナスなしであれば、毎月約25万円の収入があることになります。また、ボーナスがあるとすれば月収20万円前後というところでしょうか。女性は結婚をしてパート勤務や派遣社員などの働き方の変化がでてくるので、男性の同年齢との平均年収に差はでてくるものの結婚をしてこれだけの収入が家にあるとなると非常に助かりますね。

標本調査結果|統計情報|国税庁
参照元:国税庁 (2015年12月 著者調べ)

男性は何歳で父になるのか

では、一家の大黒柱といってもいい男性は何歳で父親になるのでしょうか。第一子出生時の男性平均年齢は32歳でした。女性の初産の平均年齢から考えると2歳差で結婚している人が多いということもわかります。

つまり、夫婦で30代前半に親になるという人が多いようです。先ほども金銭面なことをあげましたが、結婚や子供のいる生活を早めに意識をしていたとすれば、それなりに貯金をしておくことができる年齢ではないでしょうか。

第一子出生時年齢(男性) [ 2010年第一位 東京都 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
参照元:新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 (2015年12月 著者調べ)

男性が親になるときの平均年収は?

女性と同様に男性が父親になるときの平均年収も調べました。平成26年の30歳~34歳の男性の平均年収は、【446万円】です。ボーナスがなしの場合は、月額約37万円の収入があることになります。しかし、多くの男性は正社員で働いていることからボーナスという制度がある場合がほとんどだと思います。その為、月々に入ってくる給料としては月額30万円前後といったところではないでしょうか。

標本調査結果|統計情報|国税庁
参照元:国税庁 (2015年12月 著者調べ)

3人家族の生活費の平均

人数別生活費の平均

まずは生活費が世帯の人数によってどの様に変化していくのかを見ていきます。ここであげる生活費とは、

◆食費
◆家賃等の住居費、光熱費
◆日用品や服など
◆医療費、交通費、娯楽
◆お小遣い、交際費など

を含めたものを生活費とします。
世帯別の生活費の毎月の平均はこれです。

◆1人:114,720円
◆2人:158,890円
◆3人:187,120円
◆4人:215,350円
◆5人:243,580円

この様な結果が出ています。この金額を見てみると、2人以降世帯人数が増えるとおよそ30,000円ずつ増えていることが分かります。大まかに生活費を考えるのであれば、1人子供が増えたときの生活費は3万円増加すると考えておくといいでしょう。

生計費関係
参照元:人事院 (2015年12月 著者調べ)

3人家族生活費の内訳

それでは、上記であげた3人家族の生活費の平均である187,120円の内訳がどのようになっているのかをみていきます。

◆食費:45,800円
◆家賃等の住居費、光熱費:50,360円
◆日用品や服など:7,830円
◆医療費、交通費、娯楽:56,030円
◆お小遣い、交際費など:27,100円
合計 187,120円

平均としてはこの様な数値になります。仮に先ほどあげた、第一子出生時の男性、女性の平均年収から出したそれぞれの月収を足すと月50万円前後のお金が家計に入ってくることになるでしょう。この金額はまだ何も引かれていない状態の金額なので、ここから約2割の年金保険料、社会保険料等の天引きがあったとして、いわゆる【手取り】として入ってくるお金は【40万円】程ではないでしょうか。

ここから、この生活費の187,120円を引くと、212,880円も残ることになります。これだと随分と貯金ができることになります。貯金は月収の2割ほどすればいいといわれているのだから二人の給料として考えても10万円程すれば十分なはずです。そこで生活費に入っていないものを考えてみました。それは、個人で入る保険や、車などのローン返済金などです。家族がある人はとくに、生命保険や医療保険なども入っていることでしょう。また、車などのローン返済が月々にある場合もあります。

こういったことからみれば、生活費としては月に20万円をベースとして考えて残ったものを貯金するといったイメージでいいのではないでしょうか。

生計費関係
参照元:人事院 (2015年12月 著者調べ)



2人のときと何が変わるのか?

乳児の場合

まだ結婚していない場合や、夫婦二人の生活をしている場合は、まずは、出産してからすぐどのくらいの生活費がかかるのかが気になりますよね。大まかに増えるところとしてはミルク代とオムツ代ではないでしょうか。

母乳で育てた場合は0円という可能性もありますが、ミルクのみで育てた場合は平均して月に約7,000円もの費用がかかるようです。これは2人の時から考えたら結構な出費ですね。著者は飲み会一回分の費用ぐらい出るな…と考えてしまいました。

またオムツ代ですが、これも布オムツを使えば最初の費用以降はあまりかからないとは思いますが、ほとんどの方が使い捨てのオムツを使うのではないでしょうか。オムツ代の平均は月に3,000円程度だそうです。

ミルク代とオムツ代を合わせて約1万円はかかりそうですね。また、水道代やガスなどの光熱費もアップするようです。例えば、ミルクを作るのにお湯を沸かす回数が増えたり、赤ちゃんの服を通常の洗濯とは別で洗ったりと、1回は小さなことかもしれませんが回数が増えることによって光熱費もアップします。

この様なことからもやはり、生活費の3万円アップは生まれたその時からかかると思っておいたほうがいいでしょう。

第2回 赤ちゃんのミルク代編(2) – gooベビー
参照元:gooベビー (2015年12月 著者調べ)

第3回 赤ちゃんのおむつ代(3) – gooベビー
参照元:gooベビー (2015年12月 著者調べ)

幼児の場合

これくらいになってくると幼稚園や保育園に入れるという人が大半ではないでしょうか。幼稚園の費用としては、月に2万円~3万円は必要なようです。この金額をみて、生活費にこの様な費用が入っていないことに気が付きました。また、幼稚園などに通わせる場合には終わる時間が早いので女性が完全に社会復帰をするということが難しいかもしれません。そういった場合には、月に入ってくる収入が減ってくるのでどうしてもこの2~3万円は負担として大きなものになるでしょう。

乳児のときなど、月々に決まったお金が飛ばない時期に万が一生活費が赤字になった時を考えてしっかり貯めておくことをおすすめします。

入園料・保育料…入園にかかるお金 [幼稚園] All About
幼稚園は義務教育ではないので、それなりにお金がかかります。が、園により金額には大きな差が!アンケート結果をご紹介します。

それ以降は?

私立などに入れる場合は別として、公立の小学校、中学校に入った場合には生活費の比重として負担というほどではないでしょう。しかし、小学校に入った頃から習い事の数が増えたりします。確かに自分自身を考えてみても、習い事の数は小学生の時が非常に多く、一週間の放課後のほとんどが習い事だったことを覚えています。

親心から、いろいろなことを経験してほしい、やりたいことを見つけてほしいという思いから習い事をさせている場合が多いようです。もちろんそうなってくると生活費として月々に出てくるお金が変わってくるのは言うまでもありません。好きな習い事を思う存分にさせたい!という場合はそれなりのお金かかるということもライフプランの計画に入れておきたいですね。

まとめ

平均からみて考えると、子供が産まれて3人で生活した場合は約3万円の生活費がアップする可能性があるということがわかりました。しかし、子供の年齢が上がっていくにつれて3万円では収まりきらないということも同時に認識できたのではないでしょうか。この様なことから、お金がかからない小さい時期にしっかりと貯えておくと、例えお金がかかる時期に貯金ができなくても不安になることはないでしょう。

「子供はやっぱりお金がかかるな…」と著者自身も思ったのですが、まさにこれがライフスタイルの変化ではないかと感じました。

◆クリスマスに高級ディナーを食べる→家でチキンを焼いてホームパーティ
◆海外へリゾート旅行→車を購入し近場の海水浴にいく
◆夫からブランド品の誕生日プレゼント→夫と子供からのメッセージカードのプレゼント

例えばではありますが、二人で生活しているときから考えれば味気ないかなと思っていたことが最高の思い出になる出来事に変わるかもしれません。また、夫婦でいた時のお金の使いどころが少し変わってくるだけなので、大幅に生活費が苦しくなるということもないでしょう。

夫婦2人の生活はちょっぴり贅沢することなどで2人の楽しみをみつけていくことにお金をかけていた部分のお金を、今度は子供の幸せや喜びの為にお金をかけていくことになるのではないでしょうか。3人の生活費の平均としては、3万円増えるという数字だけの結果しかみえません。しかし、どんなことにどのくらいお金を使っていくのかということが夫婦2人と子供が増えた時の一番の変化だと考えられるでしょう。