親との同居で生活費はどう分ける?リアル体験談から学ぶ

親と二世帯ではなく完全同居することになった方、いますか?その場合どのように生活費等を分けるのが一般的なんでしょうか?!実体験を交えながらなかなか聞けない同居事情をどうぞご覧ください。



同居の生活費分け方

同居には家賃が浮く、子供を見ていてもらえるなどの利点もありますがお金のことがストレスになりがちです。両親の家に自分たちが入る場合と、自分の家に両親を受け入れる場合では生活費の分け方は変わってくるのでしょうか?

生活費とは主に食費と光熱費を指しますが、二世帯のように2つメーターを付けていればどの世帯がどれだけ電気や水を使ったかが分かりやすいのですよね。しかし完全同居の場合にはそれがないのでやっかいです。

ここにいくつかの例を紹介し、生活費の平均を割り出したいと思います。

両親の家に自分たちが入る場合

両親の家、もしくは義理の両親の家に自分たちが入っていく場合にはどんな理由があるでしょうか?

1.経済的な負担を軽くするために住まわせてもらう。
2.両親または義理の両親の年齢が上がり介護が必要(介護が必要でなくても将来を考えてそばで見ていてあげたい)。
3.両親または義理の両親の願いで。

1)の場合にご両親の家のローンが払いきれているのであれば月5万円ほどを光熱費等に当ててもらうために渡しているという意見が多かったです。まだ両親が家のローンを返済中であればそれに上乗せする形が一般的のようです。

また同居を始める前に家をリフォームした、何らかの改装をしたという人が非常に多く、その資金は息子/娘夫婦が払っている、もしくは両親と一緒に払っているというのが一般的でした。

もう一つ多かったのは光熱費は通信費などの生活費は全て息子/娘夫婦持ち、というやりかた。「住むほうは出すから生活のほうは出せ。」ということでしょう。同居の前から息子/娘夫婦が食費を除く親の生活費を払っていたという人も!皆さん親孝行してますね。素晴らしいです。

2)介護が目的で両親もしくは義理の両親の家に引っ越したのであれば、おそらくその時点で息子/娘夫婦が家事をし家の仕事は大体することが多いでしょう。お金の管理もお嫁さん/娘さんがしているかもしれません。

もし息子世代の口座から光熱費や生活費を払っているのであれば、ご両親から生活費を入れてもらう場合もあるでしょう。しかしこれはお互いの経済状況にかなりよりますね。

ご両親が年金生活で息子夫婦が裕福なのであれば、年金を将来の施設などのために貯めていただいて、当面の生活は息子夫婦で見る、というやり方もあります。

しかし例えば介護のためにお嫁さん/娘さんが仕事を辞めなくてはならなくなったなどして、経済的に余裕がないのであれば生活費に少し貢献してもらってもよいでしょう。

しかし介護に必要なもの(オムツ・デイケアなど)の出費は別と考え、その分は別に出してもらってもよいでしょう。ちなみに施設は月20万から30万ほどかかりますので将来施設を考えているのであればなにかしらの貯金をする必要があります。

3)ご両親からの願いで同居を決意された場合生活費は入れなくてもよいと言ってくれることも多いようですが、後で「借りがある」気持ちにならないためにも光熱費、雑費として5万円ほど入れているとの声が多かったです。

また息子/娘夫婦が共働きで、母親が家事をしてくれたり子供の面倒を見てくれていると関係がうまくいくことが多いようです。

息子/娘夫婦が両親/義理の両親の家計に入れる生活費は平均で50,000円から90,000円だそうですが、90,000円は高額でそれなら別々に暮らしたほうが…という意見も多かったです。

自分の家に両親を受け入れる場合

上のケースよりずっと少ないのがこの「自分の家に両親を受け入れる」場合。しかもそのほとんどが、家を建てるときに親からなんらかの援助を受けていることが分かりました。なので残りのローンは自分たちで払っている夫婦が多いよう。

両親がまだ働いている場合には30,000から70,000円ほど生活費を入れてもらっているという意見が一番目立ちましたが、両親が引退していて年金暮らしの場合には0円から3万円程度というのが妥当のようです。

複雑なケースなのは、例えば妻の両親が家を建ててくれたまたはなんらかの援助をしてくれたが、夫の両親の方が早く具合が悪くなり介護を必要としているため、家に呼ばなければならなくなった。そんな場合です。解決策としては妻の両親に相談し、最終的には援助してもらった分を返済すると以外ないようです。

ちなみに著者の知っているケースでは、実母を自分の家に住まわせて介護していた女性は母の年金も全て彼女が管理しそこから病院代、光熱費、食費の足しにしていました。また母が同居することで階段にリフトを付けたりしなければなかったので、その工事の返済にも使っていたようです。

ということで、両親が自分の家に越してきた場合には0円から多くて70,000円ほどが一般的のようです。



同居の決めごと

さて同居を経験している著者には同居の決め事がいかに大切であるかと同時に、それを守るのがいかに大変かということもよく分かっております。そんな私が思う同居の決めごとリストより上位項目を紹介しましょう。

家事の分担

同居、とくに義理の両親と暮らすのであれば姑とよりも、舅とのほうがうまく行く場合が多いようです。その理由よく分かります。女が家に2人いるって大変なんです。それでもどちらかが働いていればまだ楽です。なぜなら自然と働いていない方が家事担当になるからです。

著者が姑と同居をしていた時は子供が生まれたばかりで仕事をしていませんでしたので、家事は私が全てやりました。お姑さんは料理が苦手で私は得意だったのでそこで対立しなかったのは本当に幸いでした。

姑は朝ごはんは勝手に作って食べ仕事へ行き、お昼も職場の近くで食べているようでした。なので私は夕飯だけを作って、残りがあれば次の日のお弁当用に持っていってもらっていました。

しかし姑がフルタイムからパートタイムに切り替えたことによって家事を分担しようと言い出しました。最初の提案は姑が台所と自分の部屋は掃除をするから、他の部屋はあなたがやってねとのこと。しかしこれはうまくいきませんでしたねー!

姑は料理をしないのに片付けだけするという。そんな、私の料理で汚くなったキッチンを「はい、あとはよろしく」とは言えませんでした。

また「食事は完全別」というのはうちではダメでした。仕事で疲れて帰ってきた姑を横目に自分たちだけ温かいご飯を食べるなんてできませんでした。これは二世帯の場合はよいかもしれませんが完全同居だと難しいと思います。

家事で完全に分けたほうがいいのはまず洗濯です。親世代と子供のいる子供世帯では洗濯ものの量が明らかに違いますし、プライバシーに触れる要素もあるため洗濯はそれぞれのペースでするとよいと思います。

それから掃除は自分たちの寝室以外は自分で使ったものは自分で片付けるを基本に、あとは曜日で決めることをおすすめします。嫁と姑が両方専業主婦の場合はなおさらです。

食事は完全別よりもその日は誰が作ると決め、作らないほうが洗い物をするのはどうでしょう。普段仕事で遅くなる場合は週末だけ作ってもらうという手もあります。また金曜の夜は宅配ピザにする、第3木曜はみんなでファミレスに行くなどお互いが気を抜ける日を作ることも大切です。

お金(トラブルを防ぐ)

お金のことは家事よりも決める項目が少ないのでその点では楽といえば楽ですが、どちらかが納得していないとストレスがとても溜まりますのできちんと話しあいましょう。義理の両親で話しにくいのであれば旦那さんに頼んで話してもらいましょう。

食費:食費は二世帯で完全別の場合は良いですがキッチンが1つの完全同居の場合にはおそらく息子/娘世帯の方が多くかかることが想定されますので、親世代が払うように設定すると文句を言われる可能性があります。基本は子供世代が出し、親世代に貢献してもらうようにすると良いでしょう。

ビールやお酒をよく飲む場合は酒代だけ別にするのも良いでしょう。

光熱費:光熱費は息子/娘夫婦が払っている世帯が多いようですが親世代の年齢が上がるにつれ家にいることが多くなるかもしれません。その場合夏場は昼間もクーラーが必要だったり冬場はヒーター代がかかります。

中にはお互いの世帯が50,000円づつ共有のお財布に入れ、食費や光熱費をそこから出すという方法を実践している家族がいるようです。これは同棲中のカップルも使う家計を円満にするやり方ですのでおすすめです。

通信費:固定電話や新聞代など毎月決まった金額を払うものに関しては折半が簡単です。しかしプランなどの見直しは積極的に行い、全体の出費を下げる意識があることをアピールしましょう。

若い世代の方が新しいネットのプランなどに詳しいケースが多いですので、もっと安いプランを発見した際には親世代に持ち掛けてみましょう。きっと感謝されるはずです。

その他先に話し合っておいた方がいいこと

その他同居を開始するに関して話し合っておいたほうがいいことがいくつかあります。

1.お互いの寝室には勝手に出入りしない約束

二世帯住宅でないのなら、どこかにプライベートなスペースを作らないとストレスが溜まってしまいます。また夫婦生活にも支障がでます。親世代だって干渉されずにほっとできる場所が欲しいはずです。

親切と思ってせっかく掃除をしてくれたけど、そのことが原因でイライラし、つい夫に当たってしまった!なんてことにならないよう始めから約束をしておきましょう。

2.子育てに口を出さない約束

これは著者が同居中一番つらかったことです。「住まわせてもらってる」という気持ちからあまり意見を言えなかった頃、しょっちゅう子供のことについて口をだしてくる姑に心底イライラ、そのうち母としての自信を無くし悲しい思いをしました。

ある日1才の息子のために歩行器を買いたいという姑に「自然に歩けるまで待ってあげたい」と言うと「じゃあ赤ちゃんがしゃべるまであなたもしゃべりかけないのか」と言い放ち怒って自室へこもってしまった姑。その時ちゃんと話をしなくてはと思い、思い切って胸のうちを伝えてみました。

同居という身分でただでさえ母としての自信がない。なので私が信じている子育て法についてはどうが口を出さないで欲しい。と静かな口調でしっかり伝えました。結果次の日に姑が謝ってくれ、それから口を出さなくなりました。

もう6年も前の話ですが、今でもその時の話が笑い話としてたまに話題に上がります。そしてそのことを姑はとても尊敬してくれています。ですので始めから子育てに関しては自分の信念でやらせてほしいと言っておきましょう。

3.物を壊した時

同じ家に住むということは家具や他の雑貨も共有するということです。子供がいるうちは特に親世代が買った家具などに傷を付けたり、壁に落書きをしたり、のたびに冷や汗をかきます。ですのでお子さんがいるところはあらかじめ高級な家具は寝室に移動してもらう、おきもの等も子供の手の届かないところへ置いてもらう、イスはカバーをかけるなどの子供対策をしておくことを強くおすすめします。

子供だけではありませんよね。大人だって物を壊すことはあります。私は実際に姑のオーブンを壊しました。同居をする時には「形あるものいつか壊れる」をある程度受け入れていると思いますが、実際に起こるとショックです。

その時はヘソクリから弁償しましたが、他の細かいものに関してはわりと寛大だったので助かりました。しかしこの罪の意識が一番の原因となって同居が続かなくなりました。

また火災などで万が一何かがダメージを受けた場合に備えて保険のポリシーを今一度読んでおくとよいでしょう。見直しが必要なら相談にのって一緒に考えたあげましょう。

【まとめ】

さて、同居に必要な費用とルールが少しご理解いただけたでしょうか?もちろんそれぞれのご家庭で経済事情が違いますから必ずしも平均に従わなければならないわけではありません。

しかしどんな同居においても一番大事なのは感謝を忘れないことです。少しくらいお金の部分が納得いかなくても親世代から「今時同居なんてみんな嫌がるのに、あなたたちと一緒に毎日ご飯が食べられるなんて幸せだ」なんて言われたら、同居のしがいがありますよね!

逆に自分たちも子供の面倒を見てくれてすごく助かります!と感謝を言葉にするように心がげましょう。