【新婚生活の生活費】予算とルールは結婚前に計画がおすすめ!

新婚生活、2人分の生活費はどのくらいが相場なのでしょうか。夫婦共働きの場合、妻が仕事を辞める場合、いろいろなパターンがあると思われますが、いずれにしてもこの時期に貯蓄はできるだけしておきたいですね。将来のマイホーム購入、子育て資金、老後資金…備えはあるほど安心ですので、大事なお金のことは最初に話し合っておきましょう。



新婚生活の生活費|相場とバランス

新婚夫婦の生活費平均額は月22.4万円、貯蓄額平均は8.7万円と言われているそうです。地域によっても違いますが、首都圏では住居費の占める割合が特に高く36.5%にもなるということで、全国平均としては34.7%となっています。

理想的なバランスとして、住居費は手取り月収の3割以下に抑えたいところですが、実際にはそれ以上の家賃がかかることが多いようです。 新婚カップルの生活費、月22.4万円:日経ウーマンオンライン【トレンド(ライフ)】
参照元:日経ウーマンオンライン(2015年11月:著者調べ)

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新婚さんの生活費のバランスとしては、手取り月収に対して以下の表のようになるのが理想的ではないかと考えられているようです。もちろん、夫婦二人の食べる量や水道光熱費などはそれほど大差ないかと思われますので、手取り月収が一般より高めの方はもっと貯蓄に比重を置くと良いと思われます。 PhotoBy:著者(2015年11月作成)

住居費

新婚さんの生活費のうち、まず一番大きな出費として毎月の家賃が必要となります。こちらは収入額によりますが、手取り収入の3割以内に抑えるようにするのが賢明ではないかと思われます。

メインの手取り収入額が20万円としたら6万円程度が理想的だということになります。これは地域によっては難しい額となるかもしれませんが、夫婦2人だけ、もしくは乳幼児1人までなら1LDK や2DKでも十分な広さであると思われますので、少し郊外や駅から離れた物件も視野に入れるなどして探すといいかもしれません。

通勤が不便になるのはデメリットではありますが、考え方を変えてみるとジムに通わなくても駅まで徒歩で通勤することが毎日の運動にもなりますし、早めの電車なら空いているので座れることが多いようです。

結婚前に家計バランスを考え住居費の予算を決めてから住むところを決めるのが、経済的に一番安心ではないかと思われます。

食費

DINKS世帯の食費の理想的な割合は、手取り収入の15%と言われています。仮に手取り月収が20万円なら3万円程度となります。食費には外食や昼食も含まれますので、なるべくお昼はお弁当と水筒を持っていくなどすると理想的ですね。

共働きなら平日買い物に行くのも難しいと思われますので、週予算を決め、週末にまとめ買いするとやりくりがしやすいようです。週末に二人で常備菜を作り置きするなどすれば平日の夕食やお弁当にも役立ち、時間的な余裕も生まれて一石二鳥ではないでしょうか。

水道光熱費

水道光熱費は手取り月収の5%以内に収めるのが理想的です。月収20万円だと1万円になりますが、地域によっては難しい場合もあるかもしれません。共働きなどで昼間家に誰もいない場合は夜間電力がお得なプランへ変更するなどして基本料金を安くできないかなど検討するのもいいでしょう。

普段の使用に関しては、あまり節約を意識しすぎてもイライラすることも多いですので、あまり神経質にならず無駄な使い方をしない程度に心がけたいですね。エアコンを極限までつけない、寒くても湯船をはらないなど、健康に影響するような極端なことはやめましょう。

また近隣であっても、自治体によって水道料が極端に違ったり、都市ガスではなく割高なプロパンガスだったりということもありますので、住むところを決める上でそういったことも考慮しておくといいかもしれません。

保険料

保険料は月収の5%程度ということで、手取り月収が20万円なら1万円程度ということになりますが、これは特に無理な金額ではありません。

20~30代であれば2~3千円でも無期限保障などの十分な医療保険もありますし、5千円程度で死亡時だけでなく病気で万が一働けなくなった場合の収入保障まで入れるものもあるようです。女性でも数百万円程度の死亡保障を付けて、無期限保障の医療保険にも3千円台で入れるようですので、夫婦で予算1万円なら十分可能ではないかと思われます。

若いうちに保険に入っておくことは、保険料が安いことはもちろんですが、持病がないという状態で加入できるというメリットがあります。

40歳になると人間ドックに入るという人も多いですが、人間ドックは悪い所を見つけるためのものなので、健康診断に比べて異常が発見されやすいのです。特に治療の必要な病気でなくても体調によって尿や血液検査で異常が出ることも多いため、保険加入直近の検査で異常値が出ていると制限がつくことも。

結婚したらまず保険について夫婦で話し合い、死亡保険・医療保険・がん保険などそれぞれ強い分野を持つ保険会社に別立てで入ると見直しもしやすくおススメだということです。

その他雑費

ここが唯一「生きていくのに絶対に必要」というわけではない費用になります。趣味、レジャー、交際費、通信費、日用品などの雑費、お小遣いなどです。固定費以外に削れる支出はここしかありません。すべて合わせてできれば手取り月収の2割以内に収めたいところです。

通信費はガラケーと格安SIMの2台使いで夫婦5,000円以下にもできるようです。日用品費は夫婦だけならば月5,000円もかからないのではないでしょうか。趣味・レジャー・交際費はお小遣いから出す家庭も多いようです。冠婚葬祭などの支出については大型支出として、年単位で別枠と考えると管理がしやすいようです。

貯蓄

貯蓄は収入の1割以上と言われますが、子供がいないうちは最も貯蓄ができる時期です。手取り月収の2割は貯蓄、ボーナスはほぼ全額貯蓄が理想的だと思われます。また共働きの場合はどちらかの収入はすべて貯蓄すると将来が安心です。

子供がいないうちに夫婦でレジャーや海外旅行など、いろいろ楽しみたいと思う人が多いと思われますが、この時期にできるだけ貯蓄しておくと後が楽なのです。子供ができてからもフルタイムで働く気があっても、思うように保育園に入れない場合もありますし、希望通りに時間や曜日の合った仕事が見つかるとは限りません。

ボーナスで少しリッチな食事を楽しむ、1泊の温泉旅行程度ならいいと思われますが、あまり贅沢をするのに慣れると子供ができてから生活レベルを落とせず破綻してしまう可能性もありますので、ほどほどに楽しみ、できるだけ貯蓄に回せるようにすると後が安心でしょう。



家計は誰が握る?

分担派のメリット・デメリット

夫が住居費や車の費用、水道光熱費など月々の固定費を支払い、妻が定額の生活費を夫から受け取りそれでやりくりする、というパターンは近年増えているようです。

わが家は妻である私が家計を握っていますが、夫が家計を握っているという家庭も意外に周りにはたくさんあるようでした。中には夫の給与明細・賞与明細を見たことがないという人もいました。貯蓄も夫任せで、奥さんは生活費をもらって月々のやりくりだけをしているということでした。

最近は女性のほうが家計の管理に向いているとは一概に言えなくなっているため、もちろんご主人がしっかり管理されて貯蓄もされているご家庭もあるのだと思われますが、家庭の貯蓄高が分からないのは不安ですよね。

しかしこの方法は、同棲ならともかく結婚生活向きではないと考えられます。結婚した以上は世帯収入という考え方をしなくては家計の管理はできないのではないでしょうか。

▼メリット
・金銭的に縛られているというストレスが少ない

▼デメリット
・世帯単位での家計管理ができない
・独身気分が中途半端に抜けない
・うまく管理しないと貯蓄ができない恐れがある
・子供が生まれたら破たんする可能性も

お小遣い制のメリット・デメリット

夫の給与を妻がいったん預かり、そこから固定費と生活費、夫の小遣いなどの予算を組んでやりくりするパターンです。こちらは古くからの王道家計管理法であると思われますが、これも妻任せにしていると夫は家計の内訳を全く知らないということも。

夫がお小遣いの予算内でやりくりできるタイプならともかく、妻がしっかり家計を管理しても、夫がお小遣いの範囲内で収める努力をしなかったり、カード払いでいろいろな買い物をしたりすると意味がありません。反対に妻が家計をしっかり管理できず貯蓄もできないという場合も多いようです。

▼メリット
・妻がしっかり管理でき、夫が無駄遣いをしなければ無難

▼デメリット
・夫が家計に無関心になる

いずれにしても透明感のある家計が大事

夫、妻、どちらが家計を握るにしても、どちらもが家計を把握していないとうまく行かない場合が多いようです。

わが家は夫が家計に無関心なため、あまり節約意識もありません。通信費削減などのためには動いてくれるのですが、日々のコンビニでの買い物、趣味、タバコ、お酒にはお金を惜しみませんので、それ以外の部分で調整しなくてはなりません。

家計はオープンにしているつもりなのですが、あまり伝わっていないため夫婦で管理していることにはなっていないと思います。しかし「先月の○○費、年収1,200万円の家と同じくらいかかった」などと言うと少し意識してくれるようです(笑)。

男性には具体的な表現をしたほうが、今の収入には贅沢だということを分かってもらえるようです。今後は家計簿をエクセルに入れ、グラフにするなどして夫が見やすいようにまとめようと思っています。やはりどちらかが家計の中身を知らないとバランスが取れません。

新婚生活の家計は最初が肝心です。うまくいかせるためには、家計の中身をオープンにしておく必要があると思われます。家計簿をエクセルにまとめて共有しておくなどして、収入・支出・貯蓄をどちらもがいつでもチェックできるようにしておくようにするなど、家計を透明化することが大切です。夫婦で予算を立て、月末に夫婦で家計を振り返るというのが理想的ですね。

特別な支出がある場合

自家用車がある

自家用車を持つということは、家計にかなりの負担がかかります。生活が苦しい場合は手放すことも考慮したほうが良いでしょう。ローンが残っている場合は、できれば結婚前に清算しておくのが望ましいと思われます。

なぜなら、車は持っているだけで維持費用がかかるからです。賃貸であれば駐車料から必要ですし、ガソリン代、保険料、車検費用と年間数十万単位の出費が必要となる上にローンまで残っていたら固定費が大きすぎてやりくりに限界が生じる恐れがあると懸念されます。

不便な場所などで、どうしても車が必要な場合もあるかと思われますが、ローンは結婚後の家計に持ち込まないようにしたほうが無難でしょう。

奨学金の返済

奨学金の返済が残っている場合も結婚前に清算しておくのが理想的です。結婚当初に貯蓄が0で負債があるか、負債が0で貯蓄があるかどちらがいいかというと、DINKSの間に貯蓄ができるので、負債が0のほうが圧倒的に家計管理しやすいのではないかと思われます。

「固定費」となるものはなるべく少なくするのが家計安泰の鉄則だからです。また夫婦どちらかに奨学金などの負債があり、それで家計が逼迫すると、どうして独身時代に返しておかなかったのかなどと揉める原因にもなりかねませんので、結婚前の一括返還がおススメです。

奨学金の繰上返還-JASSO
参照元:独立行政法人日本学生支援機構(2015年11月:著者調べ)

実家への仕送り

こちらもやむを得ない事情などあると思われますが、結婚前に夫婦間で話し合いをしておくことが必要です。家計に余裕がない場合揉める原因となりますので、間違っても結婚後に打ち明けるということは避けたほうがいいと思われます。

新しい世帯を持つのなら、その収入は夫婦二人のものです。いくら自分が稼いだ収入であってもパートナーに相談なく勝手な支出を決めるのはマナー違反です。夫婦で話し合い、余裕があれば独身時代と同様に継続、場合によっては実家の家計を見直し減額するなどの対処も必要となるかもしれません。



新婚生活の生活費まとめ

このように、これまで別に暮らしていた2人が生活を共にするには最初にいろいろなルールを決めておく必要があると思われます。パートナーに「お金にうるさいと思われたくない」という気持ちも正直あるかと思われますが、同じ世帯になる以上お金についての話し合いは最初が肝心だということです。

・家計バランスを考え生活費を計画しておいてから住居を決める
・固定費はなるべく減らす方向で、車のローンや奨学金は結婚前に清算しておく
・特別な出費については夫婦間で結婚前に話し合っておく

いずれにしても家計をオープンにし、お互いが家計を把握、意識しておくことで将来のために備えようと言う心構えに繋がっていくのではないでしょうか。新婚生活のうちに、生涯の人生設計をして計画的に貯蓄し家計を夫婦で管理する力を身に着けていけるといいですね。 ※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。