気になる【専業主婦の年金】受給額は?年金から老後を考えよう!

老後の心配は誰にでもありますよね。でも、会社勤めをしていない専業主婦の方々にとってはさらに不安になってしまうものです。専業主婦でどれくらい年金がもらえるのか、また、夫の年金はいくら入るのか検証していきます。



専業主婦の年金制度

年金制度をおさらい

年金制度はまずは3種類に分けられています。

◆第一号被保険者:自営業者・農業従事者・学生・無職の人など
◆第二号被保険者:厚生年金や共済組合などに入っている人
◆第三号被保険者:第二号被保険者の扶養配偶者

このどこかに分類され、年金を支払わなければいけません。夫がサラリーマンの場合、夫は第二被保険者として給与から厚生年金を天引きされます。

公的年金の種類と加入する制度|日本年金機構
参照元:日本年金機構 (2015年11月 著者調べ)

第三号被保険者

夫がサラリーマンの場合で妻が専業主婦だと、妻の年金は第三号被保険者として国民年金を支払ったことになります。
つまり、第三号被保険者の場合は、保険料の負担がありません。つまり実質0円で、年金をかけていることになります。こうやってみると、なんだか専業主婦はお得なような気がしますね!

もらえる年金額は?

第三号被保険者の妻は国民年金を受給できることになります。払っていない期間や免除期間などで減額の場合がありますが、老齢基礎年金は年間780,100円が受給できます。(2015年度の額)

また平成25年の調査によると基礎年金の平均受給額は約月額5万5000円という結果がでています。単純にこれを12ヵ月(一年間)をかけると、5万5000円×12ヵ月=66万円が受給できることになります。

それに加えて結婚するまでは会社に勤めていた、または結婚してからも途中までは働いていましたなど厚生年金もかけていたという方はこれとは別に厚生年金からも受け取ることが出来ます。厚生年金加入期間1ヵ月以上あれは受給できるので、少しでも働いていた人は忘れずに覚えておくといいでしょう。

厚生年金保険・国民年金事業の概況
参照元:厚生労働省(2015年11月 著者調べ)



夫の年金も気になる…

夫の厚生年金はいくらぐらい受給できる?

自分の年金額が分かったので、今度は夫の年金がいくらぐらいもらえるのか気になるところ…、上記の資料と同じく、平成25年の調査によると厚生年金の平均受給額は約月額14万6000円という結果がでています。これは、厚生年金と、国民年金を合算した金額です。

これも単純に12ヵ月(一年間)をかけると、14万6000円×12ヵ月=175万2000円になり、年間では175万円もらえることになります。

ただし、これはあくまでも平均です。厚生年金の部分は報酬比例部分の年金ですので、年収(給料)によって年金受給金額に差が生じるようです。

夫婦の合計額は…

平均から見て、夫婦でもらえる年金の合計額は、年間約241万円で月額だと約20万円の年金がもらえることになります。

老後の生活をする場合に必要な最低金額は月額22万円必要と言われています。つまり、平均的な数字で見ていくと年金だけでの生活は難しいようです。その為にも働いている間の貯えは、資産運用など、その他でのお金のやりくりが必要となってくるでしょう。

「生活保障に関する調査」|公益財団法人 生命保険文化センター
参照元:生命保険文化センター (2015年11月 著者調べ)

万が一離婚した場合が不安!

専業主婦の離婚、不安どころを確認しておこう

今特別に仲が悪かったり、問題がない場合でも夫婦というものに【離婚のリスク】はつきものです。専業主婦の場合、離婚した段階での生活費の心配と同じようにやはり気になるのが老後の資金。

離婚してから働いて厚生年金の被保険者になった場合でも、先ほどの厚生年金の平均程の年金をもらうのも難しいでしょう。その為にも万が一の離婚した場合の年金についても調べてみました。

おすそわけしてもらえる

なんと、離婚した場合に夫の年金を分割してもらえる制度があります。婚姻期間中、夫が厚生年金の被保険者で妻が第三号被保険者として扶養されていた場合、第三号被保険者の期間分の厚生年金を分割してもらえます。

手続きなどはもちろん必要ですが、その期間の自動的に1/2の年金を受け取ることができます。また、この制度として夫婦間の同意は必要ないので、もらえないという心配もありません。

また、働いていた場合での全婚姻期間中の年金についてお互いの話し合いで受け取れる場合もあります。いろいろな条件などもありますので、以下のサイトで確認をしておくといいでしょう。

離婚時の年金分割|日本年金機構
参照元:日本年金機構 (2015年11月 著者調べ)



年金が保証されない世の中だから


専業主婦であっても、夫が会社員の場合は意識的に払わなくても年金をもらえるといったことがわかりました。しかし、少子高齢化社会と言われている現代では、いつ年金が減額されたり、制度が変わったり、もらえる年齢が引き上げられたりしてもおかしくありません。

年金の制度などは日々変わりやすいので、常にニュースなどに耳を傾けることが必要です。また、今の受給額がもらえる場合でも、「これだけもらえれば安心!」という金額でもないので、老後の資金について夫婦間で話し合うことも大事でしょう。早いうちから始めれば負担も少ないはず!今日からでも老後のお金のことを考えてみましょう。 ※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。