分娩費用の平均は?帝王切開、地域による違いなどを比較

分娩費用の平均を見ると全国でかなりの差があります。里帰り出産がお得な場合もあります。一体どの位の予算を立てると安心なんでしょう?出産の状態で変わりますので1ずつ見てみましょう。



分娩費用とは?その平均額は?

分娩費用と一言で言われていますが、その中には妊婦健診や入院費・分娩費が含まれています。分娩の際に自然に出産するのとリスクがある場合・帝王切開などでも費用は変わって来ます。出産は保険適用外なので思っているより高額に感じるかもしれません。

分娩費用の平均額は?

【自然分娩の平均費用は?】

出産する病院によって平均が変わって来ます。平成22年10月の厚生労働省のデータによれば病院・診療所・助産所での請求書ごとの平均値は以下の通りです。

・妊婦合計負担額:473,626円
・入院日数:6日
・入院料:108,350円
・室料差額:14,198円
・分娩料:221,976円
・新生児管理保育料:50,794円
・検査薬剤料:11,478円
・処置手当料:13,065円
・産科医療補償制度:29,647円
・その他:24,119円

妊婦合計負担額をそれぞれで見てみると以下のようになります。

・病院:476,586円
・診療所:471,761円
・助産所:448,186円

助産所を見ても結構な費用となっています。

第40回社会保障審議会医療保険部会配布資料 |厚生労働省
資料3-1 出産育児一時金制度について(PDF:403KB)参照元:厚生労働省(2015年11月、著者調べ) 【帝王切開の分娩費用では?】

こちらは条件により変わって来ます。帝王切開は保険診療と自己診療の2つに別れます。保険診療は健康保険が適用される条件で変動します。予定されていたor緊急・入院する施設・都会or地方・個室or大部屋・入院する日数と時期・出産する時間帯で判断します。
日本赤十字医療センターでは6~7日間で 690,000円~720,000円とありました。自然分娩と比較しておよそ100,000円位の余裕を持って費用を用意すると良いかもしれません。

入院費用について | ご来院される方へ | 日本赤十字社医療センター(渋谷区)
日本赤十字医療センター入院費用参照元:日本赤十字医療センター(2015年11月、著者調べ)

分娩費用の違いが出るケースとは?

上記の様に自然分娩と帝王切開では、帝王切開は腹部を切開しますので手術が手順に入ると言うところが違います。また多胎妊娠の場合も、胎児の数によって費用に差が出ます。双子の場合は1人の赤ちゃんを産むよりも高くなります(金額は医療機関により差があります)。

そしてリスク出産となるのが妊娠32週未満の早産や多胎妊娠・40歳以上の初産婦・治療中の疾患がある方などです。リスク出産の場合はケースにもよりますが、自然分娩と比較すると70,000~120,000円位多めに費用を考えた方が良いかもしれません。出産前に医師としっかり相談されると心構えが出来るのではないでしょうか?

入院費用について | ご来院される方へ | 日本赤十字社医療センター(渋谷区)
参照元:日本赤十字医療センター(2015年11月、著者調べ)



全国平均はいくら位?出産する地域では?

入院分娩費用が平成24年度のデータで全国平均は416,727円となっています。東京都が飛び抜けて497,872円次いで神奈川県の461,871円と関東が上位に入っています。逆に費用が低いのが鳥取県の335,607円でその上が沖縄県の345,959円です。この中には部屋による差額や産科医療補償制度費用などを含まないとあります。

出産にかかる費用はどれくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
各都道府県の平均費用参照元:公益財団法人 生命保険文化センター(2015年11月、著者調べ)

入院費はどのくらいでしょう?

医療機関によって差がありますが個室になると差額ベッド代が付きます。およそプラス5,000~10,000円位でオプションが付けば更に金額が上がります。産後いつ退院するかで費用が変わりますが、一般的には5~7日くらいの入院日数です。

個室と大部屋の入院費の違い – 私の通う産院では、4人部屋と個室があり、基… – Yahoo!知恵袋
参照元:YAHOO!知恵袋(2015年11月、著者調べ)

分娩費用平均額を調べる時の注意点は

地域やサービスによって金額に開きが出ます。個室で豪華な祝い膳が付くタイプや大部屋で一般的な出産では豪華な方がお高くなります。自然分娩の予定が緊急帝王切開に変わる事もあり出産は自分で思うようにコントロール出来ないと言う側面がありますので、用意する資金に余裕を持つほうが良いのではないか?と思います。

東京都にお住いでご実家が地方にある方は里帰り出産の方が低額な場合がありますので、ご主人やご実家と相談されるのがお勧めです。ざっくりした平均額は検索すれば出て来ますが具体的な金額はその地域に済んでいる方のほうが体験を通して現実的な金額を出してくれますので予想が立つのではないでしょうか。

分娩費用に使える公的制度は?

出産育児一時金

事前と事後の2つの請求方法があります。この制度は出産が終わった後に申請する形で始まりましたが、費用の負担が大きいため平成21年10月からは原則とし健康保険から医療機関へ直接支払うと言う形に変わりました。

また多胎出産の場合は生まれた人数分貰えると言う事になります。双子の場合1人420,000円なので840,000円貰えると言う事になります。出産費用が出産育児一時金より低かった場合は保険者が支給申請をすれば差額を受け取れます。出産にかかる費用が軽減されることは、子供を産む女性にとって本当に助かる制度だと思います。

高額医療費

帝王切開の他にもに高額医療の適用になる場合があります。つわり・流産や早産などリスク出産に関わる項目・赤ちゃんの新生児集中治療室への入院といくつかありますので該当する保険の担当に相談されると良いと思います。

出産手当金

働いている女性が受け取ることの出来るものです。被保険者が産休を取りその間給与を受け取らなかった場合に出産日を出産以前の日に入れる勘定で妊娠判明日から出産の翌日から56日目までの範囲内で支給されます。この制度を利用するには産後も仕事に復帰する必要があります。

出産する時の分娩費はケースバイケース

出産には母体と胎児の状態・胎盤の状態など個人差があります。ご自身の妊娠状況を担当医師としっかりと相談して、出産する地域・医療機関などを検討し資金を考えると良いのではないでしょうか?特に初めての出産の場合は不安もあると思いますので、家族の暖かいサポートがあると心丈夫だと思います。

※本記事の情報は、一般的または筆者個人の調査によるものです。法令などの改正、前提事実や個人状況の違いや変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。 従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。