[老後に必要なお金は?]老後の生活費と年金問題の対応策とは?

年金問題がニュースなどでよく取りざたされていますが、実際老後にはどれくらいのお金があればいいのでしょうか?国を頼れないのであれば、少しでも早い段階から準備をしておきたいですね。



老後にかかる生活費

実際に高齢者(二人以上)の世帯ではどれくらいの出費があるのか?

参照元:総務省統計局

http://www.stat.go.jp/data/topics/topi482.htm
) このグラフを見ると、毎月約28万円程度の支出があります。2人以上の世帯でこの支出ということは、新婚で節約をしている夫婦と比べると、以外と高齢者のほうが支出の多い暮らしをしているのかもしれません。

そして、この場合の高齢者とは65歳以上の方を指していますが、この年齢になってこの支出を賄えるだけの収入を得ようとなるとかなり大変だと思われます。

やはり、それまでにある程度の貯蓄をして、老後はそれを切り崩しながら生活をすることを考えるのが無難なのかもしれません。

出費をどうやって賄っているのか?

参照元:総務省統計局

http://www.stat.go.jp/data/topics/topi482.htm
) これを見ると、やはり今現在の高齢者を支えているのは年金等の社会保障が8割以上。自分達の老後にこの保障が無くなると考えると、まず無職というのはかなり危険かもしれません。

65歳未満の勤労者世帯が平均で52.5万円の月収があるところを見ると、現代のように”65歳で定年と同時に隠居暮らし”という人生にはならなそうですね。

現役時代と同じ給与はもらえないとしても、それまでの会社にアルバイトのような雇用形態で残らせてもらったり、同じ業界でそれまでの経験や人脈を生かして後進の育成や企業サポートといった形で何とか収入を得る方法を考えておいた方がよさそうです。



貯蓄はいくらあればいいのか?

参照元:総務省統計局

http://www.stat.go.jp/data/topics/topi482.htm
) では、現在の高齢者が老後を過ごすためにどれくらいの貯蓄をしたいたのでしょうか?
このグラフを見ると、2,300万から2,500万程度の貯蓄があります。

冒頭でご紹介した「図2、高齢無職世帯の実収入および実支出の推移」のグラフでもわかるように、保障が充実している現代でも収入よりも支出が多くなっており、毎月4.5万円程度の赤字が出ていますが、この赤字を貯蓄で賄っていると思われます。

そして、毎月4.5万円の赤字が出ているとすると、年間では54万円。65歳から90歳まで生きたとすると1,350万円の貯蓄が必要になります。この数字を見ると、今の高齢者は比較的安定した生活を遅れていますが、私たちに当てはめて考えると老後にどれくらいの貯蓄が必要になるのでしょうか?

65歳時点でいくら貯金があればいいのか?

これは、物価が現在と変わらないという想定ですが、最悪のパターンとしては現状の高齢者世帯の支出である27万円×25年分(90歳まで生きるとして)だと8,100万円が必要になってしまいます。
現代と比較しても4倍近い金額・・

これはさすがに現実的ではないですね。
どんなに頑張っても、現在と同じ2,000程度の貯金が限界だと思います。では、足りない分をどうすればいいのでしょうか?



無理な貯金を考えるより、エコなライフスタイルにする努力

あるときから急激に生活水準を下げるのは相当なストレスになります。とくに、高齢となってそれまでに作り上げた長年の生活リズムがある場合は余計につらいと思いますので、お金に余裕ができたとしても支出を増やさないことがオススメです。

二人暮らしでかつ高齢者となれば、若者ほどは食べることもありませんので20万円程度でも十分やっていけるのではないでしょうか?

若い夫婦で切り詰めて20万円程度で生活している家庭は以外と多いですし、高齢者となると住宅のローン等は終わっている可能性が高いため、決して無理な数字ではありません。

もし、さらに頑張って14万円程度で生活できていれば、老後に必要な金額は8,100万から、半分の4,000万まで下がります。貯金が無理であれば、このように生活の基礎レベルを抑えて、お金を必要としないライフスタイルにしておくことで、数千万の貯金と同じだけの意味があります

定年後にあと10年働くことを考える

最近の高齢者の方を見ていると、一昔前の高齢者よりもずいぶん若い印象を持ちますが、一つ目標として持っていただきたいのが、仮に65歳で定年退職したあとでも後10年(75歳まで)働くことをオススメします。

ご主人お一人で稼いでもいいですし、ご夫婦で稼いでもいいですが、世帯として毎月20万円の手取りを得られれば、10年間で2,400万円での収入になります。今のご時勢退職金でもコレだけの金額は出ないのではないでしょうか?

65歳で働くことをやめてしまえば使う一方ですが、体が元気なのであれば是非とももう一息頑張るだけで本当に体がきつくなる時期に経済的には大分余裕が出てきます。 参照元:総務省統計局

http://www.stat.go.jp/data/topics/topi483.htm
) 実際に、50%近い高齢者の方が定年後もなんらかの仕事についていますし、70歳以上で働いている方も20%近くいます。今後この人口比率は増えていくのではないでしょうか。
高齢者一人当たりの収入が上がらなくとも、少子高齢化で高齢者が増えれば、その労働力や若者には無い知見を利用しようという企業の動きも活発になると思います。

35年後を考えたときに、さらに医療技術が発達することを考えると、定年後も働くことを考えて、50歳を過ぎたらそのためのスキルを身に着けることを考えてもいいかもしれません。

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