学資保険のメリットとデメリットを分かりやすく解説!

子供が生まれた、この先何が起こるか分からない。でも、普通に貯金するのと学資保険に入るのと何が違うの?という方のために、簡単にその違いとメリットデメリットを解説します。



学資保険ってどんなもの?

まず、通常の保険と違うところはというと、将来、ご本人が怪我や入院、もしくは死亡したとき、医療費やご家族がお金に困らないように、万が一の備えになるかと思います。対して、学資保険は将来お子さんが高校、大学へ進学される場合、必要になるお金を貯めるのが目的になります。



学資保険のメリット:貯金と違う

お金をためるとなると、貯金と学資保険では何が違うのかという疑問が沸きますね。違いはズバリ金利です。2015年11月現在の各銀行の預金金利は、0.01%~0.7%(定期預金含む)程度です。

学資保険の場合、金利という概念はありません。しかし、返戻率という、払った金額に対して何%戻ってくるかという数値が提示されており、これを預金金利のように利回り計算をすると、返戻率の高いところで1%以上になる場合があります。ただし、返戻率は元本割れしているものもあるので、実際に学資保険を加入する人は注意してください。 また、怪我や病気などの医療保険などが、特約オプションとして学資保険に付けられる場合があります。その場合、返戻率は特約オプションを付けない場合よりも、下がることが多いようです。色々考えて行くうちに、不安を覚えてオプションを追加して行きたくなりますが、ここは、将来必ず必要になるお金と、万が一の備えとで目的を切り分けて検討した方がよさそうです。

不便なところもある

学資保険は、利回りだけで返戻率の高い学資保険を選べばお得となりますが、その分気を付けなければいけないところもあります。

契約通り決めた年数、保険料を払えば、お金が返ってきます。しかし、途中で突然お金に余裕が無くなり、どうしても払えなくなったら解約となります。この場合、定期預金を崩すのとは違い、元金がマイナスになってしまうことがほとんどだそうです。

また、預金している銀行がつぶれた場合は、最大で1,000万円の預金までは全額保証されますが、学資保険の場合は、保険会社がつぶれると、元金の90%までしか保証されないようです。 返戻率が高いだけで選ぶと、少し危険なようです。保険会社はランク付けされているので、加入する保険会社がどれくらいのランクなのか調べてみるのもいいかもしれません。

また、加入時の利回りで固定されるため市場がインフレを起こした時、最悪の場合は定期預金より利回りが悪くなる可能性は低いですが、無いわけではないです。

他の保険との違いは?

保険とは、将来の予測不可能な事態に対しての備えなので、支払った保険料に対して必ずお金が戻ってくるものではありません。その代り、万が一のことが起こった場合に発生する、金銭面での不安を解消してくれるものです。

学資保険でも、支払者(親)が死亡した場合には、支払いが途中でも契約時の受給額を満額受け取ることができるものがほとんどだそうです。ただし、それ以上の金額は受け取れませんので、実際に学資保険に加入される方は、生命保険と合わせて加入される方が多いようです。

国債と学資保険の利回り差

お金を運用するという点では、国債を購入するという手段もあります。長ければ長いほど金利は高くなるようですが、2015年11月現在では、学資保険と同じ利回りになるには、20年ぐらい寝かせなければならないようです。

少なくとも18歳で大学入学を考えると、20年待つのは少し目的から外れてしまいますので、子供の学費という面では考え物ですね。
また、国債は変動金利と固定金利があるので、それによっても多少変わってきます。国債の場合は、金利の変動を見ながら、売ったり買ったりを繰り返すのが一番良いそうですが、これは先を見据える力が必要になりますので、自信の無い方や日々忙しい方などには不向きかもしれません。

さらに国債は、月々支払うものではないので、手持ちがなければ購入することが出来ません。



学資保険のメリット:返戻率アップ

保険会社にもよりますが、同じ学資保険でも、受給タイミングで返戻率が変わる場合があります。一括受給より分割受給の方が、返戻率が高くなる場合があるようです。

支払者の性別や年齢も保険料に影響するため、より若く、同じ年齢ならば女性(母親)が支払者にになるとお得になります。また、保険料の払い方を年払いにすると返戻率が上がるものもあるようです。

意志の弱い方向け

学資保険は、契約を結んでしまえば、毎月一定の金額を口座から引き落とされますので、自主的に貯金するのが苦手な方には良いシステムかと思います。払ってしまえば、途中解約や受給時にならない限りはタッチできないお金になるので、貯金が苦手と言う方にはおすすめします。

まとめ

メリット

・学資保険は貯金よりも利回りが高い
・保険会社の返戻率とランクを確認
・親の万が一の場合は生命保険と合わせるも視野に入れて検討
・返戻率の高い学資保険は、満期が20年の国債と同じくらいの利回り
・受給の受け方や保険料の払い方、性別年齢などで返戻率をアップすることができる
・引落しによる積立貯金と思えば貯金が苦手な人にはおすすめ

デメリット

・途中解約する場合戻ってくる金額は少なくなってしまう
・保険会社が倒産した場合は銀行より補償が少ない
・インフレが起こると途中解約は損するため定期預金より利回りが悪くなる 自分の子供が、なに不自由なく育って欲しいのは、みなさん同じですよね。この記事が参考になれば幸いです。 本記事の情報は、一般的または筆者個人の調査によるものです。法令などの改正、前提事実や個人状況の違いや変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。 従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。