軽自動車の車検費用と各車検サービスのメリットデメリットまとめ

軽自動車とはいえ、2年に1回やってくる車検費用は頭がいたいですね。こんなものだから仕方ないと言われるがままに車検をしている人も多いと思います。でも、もっとお得に車検を受けられる方法があるかもしれませんよ。



軽自動車の車検費用の内訳

軽自動車とはいえ、車検は2年に1回やってきます。普通自動車などに比べれば安いものの、まとまったお金が必要になりますね。車検費用は車を維持するための必要経費です。そういっても、やはり車検費用は安く抑えたいですね。

ところで車検費用って、何にどれくらいの金額がかかっているか知っていますか?

車検費用は、基本的に「法定費用」と「車検基本料」で構成されています。では、内訳を見ていきましょう。

法定費用とその金額

法定費用とは、いわゆる税金や保険料になります。その内容は「重量税」「自賠責保険料」「印紙代」となっていて、これはどこで車検を受けても必ず同じ金額がかかります。

軽自動車の法定費用は以下の通りです。
・重量税:6,600円(エコカー:5,000円・13年経過車:7,800円)
・自賠責保険料(24か月分):26,370円
・印紙代:1,400円
軽自動車の法定費用合計:34,370円(エコカー:32,770円・13年経過車:35,570円)

※重量税については、新車新規登録をした時期によって、初回継続検査時の税額は以下のような減免制度があります。
・平成26年4月1日~平成29年4月30日までの間の新車新規登録車:税額免税
・平成24年5月1日~平成26年3月31日までの間の新車新規登録車:税額50%軽減(5,000円→2,500円)

法定費用は法律で定められている費用になります。どう頑張っても節約はできませんね。

継続検査 | 軽自動車の車検 | 軽自動車検査協会
参照元:軽自動車検査協会(2015年11月、著者調べ)

車検基本料とは

法定費用に対して車検基本料とは、いわゆる業者の利益の部分で、基本的に検査代や代行手数料・24ヶ月点検整備代など含まれているのです。また、別に整備が必要になったときや、オイルやタイヤなどの消耗品の交換が必要になれば、それは追加料金となってきます。

もちろん車を安全に乗るためには必要経費だと思いますが、車検費用の違いは、この車検基本料の違いとなっていると言えますね。

車検を依頼する先によっての、おおよその金額の違いは、次の通りになります。
・ディーラー:法定費用+40,000円~
・車検専門フランチャイズ店:法定費用+25,000円~
・民間整備工場:法定費用+25,000円~
・カー用品専門店:法定費用+20,000円~
・ガソリンスタンド:法定費用+20,000円~
・ユーザー車検:法定費用のみ
・車検代行:法定費用+10,000円~

これは基本料であって、追加でオイルやタイヤの交換や、部品交換などの追加整備などをされた場合は、上記の金額に加えて別料金がかかります。



車検の種類

軽自動車に限らず、車検の価格や品質は、受ける方法や場所で変わってきます。基本的に2年に1回の車検(新車購入時は初回は3年に1回の車検)を受けなければなりません。

今はいろいろなところで車検が受けられるようになり、カー用品店やガソリンスタンドでも車検の取扱いができるところが増えています。では、それぞれの違いを確認していきましょう。

ディーラーでの車検

ディーラー車検とは、自動車の正規ディーラーで受ける車検です。ディーラーは、設備を始め、技術レベルが高く、修理や点検整備などのケアがありますので、信頼性が高いのですが、価格が割高になってきます。

【メリット】
・設備、知識、経験が豊富で充実している
・メーカーの推奨する純正パーツを使用
・車検設備補償がある
・信頼性が高く、質の良い整備や点検が受けられる

【デメリット】
・価格が割高

ディーラー車検のポイントは、質の良い点検整備や信頼性の高いところで受けたい方、割高でもいいという方におすすめになります。

フランチャイズでの車検

車検の専門のフランチャイズ車検は、直営店や、民間の整備工場がフランチャイズ化しているところもあります。フランチャイズ車検では、明確な価格設定と均一なサービスで安心感があります。

車検費用を抑えるためのマニュアル化や合理化をすることで、時間短縮とコストを抑えて低価格となっています。

【メリット】
・幅広い車種への対応
・明確で安い費用
・一定水準の設備とサービスの提供
・スピーディーな車検

【デメリット】
・基本持ち込み受付
・必要な項目のみの点検整備

専門的に車検をしている所ですので、価格が明確で見積もりをしてくれます。また価格も安価です。系列店ではどこでも一定水準の点検整備やサービスが受けられますので、きちんとした点検整備と価格を安く抑えたい方にはおすすめです。

民間の整備工場での車検

民間の整備工場とは、個人で経営している自動車設備工場のです。「○○モーターズ」や「○○整備工場」という名称となっているところが多いようです。こういった整備工場は車の整備だけでなく、車検もしてくれます。

整備工場には2つの種類あり、「認定工場」「指定工場」となっています。
・認定工場:点検整備した車を、車検場に持ち込んで審査を受けます。
・指定工場:検査ライン設備があるので、点検整備も車検審査も全て行えます。民間車検場ですね。

【メリット】
・幅広い車種に対応
・設備や質ともに高い
・安めの価格設定
・リサイクル品などを使用して価格を安く修理してくれる場合がある

【デメリット】
・基本的に持ち込み
・土日祝に休みが多い
・工場によって品質や設備にばらつきがある
・最新のコンピューター系統に弱い場合があり

ディーラーよりも安価に、きちんとした点検や整備が受けられるので、比較的安心感が高いようです画。最新の車に多いエンジンコンピューターには弱い一面もあります。

更に、その設備などにばらつきがあるので、その善し悪しの判断が難しい点があると思います。

すでにお付き合いのある整備工場がある人にはお勧めです。

カー用品店での車検

カー用品店では、車のオイルやアクセサリーパーツなど、多様な車用品を扱っています。大手だと全国展開していて、気軽に来店できますね。

最近では車検や修理にも力を入れていて、指定工場であればすばやく車検を行うこともできます。

【メリット】
・均一の品質、サービス
・車検を手軽に受けられる
・幅広い車種に対応
・オイルやパーツの品揃えが良い
・安めの価格設定
・車検後のサービスが豊富

【デメリット】
・基本持ち込み
・ディーラーや車検専門店よりは設備などが少し劣る

カー用品店は手軽に車検が受けられて便利ですね。更にカー用品が豊富なので、自分で選んでオイル交換などもしてもらえます。

商品に関する知識に詳しい店員さんに相談をしながら、見積もりを出してもらえるので安心ですが、やはりディーラーなどと比べれば設備や整備品質は少し劣ります。

カー用品店は手軽に車検を受けたい方におすすめです。

ガソリンスタンドでの車検

一番手軽に車検を受けられるのが、ガソリンスタンドでの車検です。いつも行っているスタンドで、ついでに見積もりをしてもらえるので、予約も簡単です。

手軽さが一番のポイントですね。

【メリット】
・価格が安い
・手軽に車検を受けられる
・幅広い車種に対応

【デメリット】
・点検、整備などの質は劣る
・基本持ち込み
・代車がないことが多い

ガソリンスタンドでの車検は安価で手軽な点が魅力です。行きつけのスタンドでスピーディに受けられますね。しかし、整備士のばらつきがあるので、点検や整備についてはあまり期待ができません。

ガソリンスタンドでの車検は、安く車検を済ませたい人にはおすすめです。

ユーザー車検・車検代行

ユーザー車検とは、自身で書類の作成から検査を受けるまでを行います。自身で点検や整備をするため、知識や技術のない方には難しくなります。しかし、点検整備を業者にやってもらい、書類作成から検査のみ自分で行うということも可能です。

この場合、書類作成のほかは自身でするため、費用が抑えられます。

また、車検代行は書類や基本整備なども行いません。検査場に車を持って行き、受けるのみの代行になります。平日などに時間の取れない場合は便利です。

この場合も、基本的に書類や整備などは自身で行うため、費用がかなり抑えられます。ただし、自身でやる場合などは、技術・整備とも劣ります。

車検を安くするには

これまで、それぞれの車検の方法について説明してきましたが、自身が何を求めているのかで、どこで車検を受けるのかを決めるようにしましょう。

やはりディーラーは一番品質や信頼性が高く、徹底的に整備してくれますし、カー用品店やガソリンスタンドは手軽さがと価格が魅力です。バランスが良いのが車検専門のフランチャイズ店などでしょうか。

価格の安さでは、ユーザー車検や代行車検ですが、整備をしなかったり、最低限の整備になるため、安全性や信頼性が一番劣ります。専門的な知識が無い方は止めておいた方が良いかもしれません。

車検の安全性と費用を抑えるためには、このような種類がありましたが、更に安くするためには、どんな方法があるでしょうか。

ネットでの複数業者へ相見積もり

まずはネットで複数の業者へ簡易見積もりをしてみましょう。一度にたくさんの見積もりを取ることができます。しかし、インターネットの見積もりは、あくまで簡易的な見積もりになりますので、実際の金額とは違ってきます。

そこで、気になるところへや、行きやすいところなどで、車を持ち込んで、実際の価格を見積もりしてもらいましょう。このときに、2~3件ぐらいに絞るのが良さそうです。

値引き交渉

車検の値引き交渉!?と思われるかもしれませんが、実は値引き交渉は可能です。数千円から数万円を値引きできたりするものです。驚きましたか?

一番効果的に値引き交渉するには、同業者系の相見積もりです。実際に見積もってもらった書類を見せながら「ここではこの価格で受けてもらえると言われたんですが、こちらではこれ以下の価格では無理ですか?」といった感じで聞いてみると良いでしょう。

どこでも自身のお店で受けてほしいものですので、上手くいけば値引きが成功します。実行してみないと損ですよね。ぜひ挑戦してみてください。



消耗品の交換時期

車検で意外と価格がアップするのが、消耗品の交換です。オイル・タイヤ・プラグなどは、故障する前の交換が必要です。そこで、消耗品の交換時期などを知っておきましょう。

ちなみに、交換時期などは一般的な目安で、部品代と工賃がかかります。

交換の目安と一般的な価格

・エンジンオイル:5000Kmまたは6ヶ月・4,000円~
・オイルフィルター:オイル交換の2回に1回・2,000円~
・バッテリー:3~5年ごと・10,000円~
・冷却水(LLC):車検ごと・5,000円~
・ブレーキフィールド:車検ごと・4,000円~
・タイヤ:溝が1.6mmが使用限界。溝があっても2mm以下または5年経過ごと・40,000円~
・ブレーキパッド:3mm以下は交換、3~4年ごと・9,000円~
・ヘッドランプ:球切れや光量が減っている場合・1,500円~
・エアコンフィルター:1年または12,000Kmごと・2,000円~

この他にも数多くあります。専門知識のある人に聞いてみるとよくわかりますし、良識のある業者は、最低限これだけはということを教えてくれますので、一つ一つ質問してみて不要なものは省くと良いと思います。

軽自動車はわりと消耗が早いものですので、専門知識のある方に確認してもらうのが一番安心ですね。

まとめ

車検費用には、必ずかかる法定費用と節約できる車検基本費用がありました。軽自動車の車検費用を安くするためには、どこで車検を受けるのかという選択で大きく変わってきますね。また、値引き交渉なども大切です。

しかし、消耗品を節約しすぎると、故障や事故の原因になりますので気をつけてください。安心安全に車に乗るための車検ですから、車検を受けるときは、詳しく説明をしてくれる良心的なところで受けるのが一番良いと思います。

信頼できる所を見つけることと、見積もりをしっかりとることが何より重要になってきますので、少しの手間を惜しまないようにしましょう。

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