働く女性の平均年収は?気になる職業の年収を公開します!

あなたの年収は平均より上?それとも下?気になるけど聞けない年収の現状を調査しました。また、年収の調査とともに、働く女性の現状についても調査しました。現在働いている女性と、これから働き始めようと考えている女性の参考になれば幸いです。やりたいことがやれる時代に、あなたは働くことをどう考えますか?



はじめに

年収とは、1年間の全ての収入の合計のことです。多くの人は、働くことによって収入を得ています。年収についてお話する前に、働く女性の現状をみていきましょう。



働く女性について

安倍政権の成長戦略の1つに【女性就業促進】が挙げられています。女性の就業により、世帯収入の増加が見込まれ、経済成長にもつながるとされています。

現在就業していない女性で、就業希望の有配偶者女性(15~64歳)が正社員として就業した場合、所得の押上効果はなんと、9.9兆円にもなるということです。
北陸などに比べ、大都市圏の方が女性の就業率が低いということです。保育所の問題や、両親などから育児支援を受けられない女性が多く存在するため、就業希望でありながらも、就業に向かって進めないということのようです。これらの問題の解決策としては、保育所の充実や、夫婦で家事・育児をするという意識や対策が必要だということです。

みずほリポート
参照元:mizuho(2015年11月著者調べ)

M字カーブ

女性の就業率を見てみると、一般的な結婚・出産の時期である30代~40代の就業率が低くなっており、年代別にグラフ化し線で繋ぐとMのように見えることからM字カーブと呼ばれています。このM字カーブの解消により、GDPの約1.5倍の増加が見込まれるということです。このM字カーブの解消に一役買うのは、潜在的労働率といい、労働力人口と、非労働力人口のうち就業希望の者を足したものです。本当は働きたいと考えている人に働いてもらうというのが、M字カーブの解消になるということですね。

海外からの評価

2011年APECの「女性と経済サミット」で米国のヒラリー・クリントン国務長官は、「日本の女性労働率が男性並になれば、日本のGDPは16%上昇する」と発言しました。

日本の管理職の女性比率は、先進国の中で最低水準となっています。早急な女性の活躍推進が必要とされています。フランスやノルウェーでは、上場企業に対して取締役会の女性比率を30~40%とすることとし、ドイツでも導入が検討されているようです。一方、日本の取締役会の女性比率は約1%(平成26年)となっています。

海外からも、日本の女性の社会活動への参画が遅れていることに厳しい評価を得ています。
国際的には、女性の参画が進んでいる国ほど競争力や所得が上昇するというデータがあるようです。

成長戦略としての女性活躍の推進
参照元:経済産業省経済産業政策局(2015年11月著者調べ)

平成26年度働く女性の状況

【女性の労働人口】
厚生労働省より、【平成26年度版働く女性の実情】によると、女性の労働人口は2,824万人で、前年に比べ20万人増加しました。男性は10万人減少した為、労働力人口総数に占める女性の割合は42.9%となり、前年差0.3ポイント上昇しました。加えて雇用者総数に占める女性の割合は43.5%となり前年差0.2ポイントの上昇となりました。

【産業別雇用人口】(女性雇用者総数に占める女性の割合)
・医療・福祉:559万人(22.9%)
・卸売・小売業:498万人(20.04%)
・製造業:287万人(11.8%)
・宿泊業・飲食サービス業:206万人(8.5%)

前年に比べ最も増加したのは、医療・福祉で、前年差15万人増となっています。雇用者数に占める女性比率が5割以上の産業は、医療・福祉、77.2%、次いで宿泊業・飲食サービス業、63.8%、生活関連サービス業・娯楽業、59.2%となっています。

医療・福祉の労働需要の高まりに対しても女性が貢献していることがわかります。

【雇用形態別雇用者数】
総務省労働力調査による役員を除く女性雇用者形態別雇用者数
・正規職員・従業員:1,019万人(前年差8万人減)
・非正規職員・従業員:1332万人(前年差36万人増)

前年に比べて、非正規職員・従業員が増加したという結果でした。

白書、年次報告書|厚生労働省
厚生労働省の白書、年次報告書について紹介しています。参照元:厚生労働省(2015年11月著者調べ)

働く女性の平均年収

では、年収について詳しく見ていきましょう。

民間企業年齢別年収

実際、他の人がどのくらいの年収なのかとうことは聞きづらく、話しづらいですよね。持ち物、住まいなどでなんとなく判断できるかもしれませんが、わざわざ聞くわけにもいかない、でも知りたいというのが本音ではないでしょうか。

民間企業に就業している女性の年齢別平均年収を見てみましょう。(正規、非正規は問いません。)
【民間企業年齢別平均給与】(平成25年女性)
・20歳~24歳:226万円
・25歳~29歳:295万円
・30歳~34歳:294万円
・35歳~39歳:297万円
・40歳~44歳:290万円
・50歳~54歳:281万円
・55歳~59歳:275万円

どの年代も年収300万円に届いていません。これは平均値なので、中には年収の高い人も含まれますが、逆に低い人も含まれています。例えば、30代~40代女性の働き方は人それぞれで、キャリアを確実に上げて働く人がいる一方、育児などにより時短勤務などの就業スタイルへ以降した人もいるでしょう。正社員から、契約社員として働くことを選ばれた方もいるかもしれません。

しかし、この平均年収、男性と比較しますと大きな差がでてきます。平均年収は男性の方がより多いということは容易に想像できますが、50歳~54歳の男性の平均年収は649万円、女性は281万円です。その差、368万円です!今後の政府の推し進める女性参画がどのようにこの差を少なくしていくのか、とても気になるところですし、大いに期待したいです!

2015最新版!これが年代別平均年収だ|「マイナビウーマン」
参照元:woman mynavi(2015年11月著者調べ)

国税庁 民間給与実態統計調査
参照元:国税庁(2015年11月著者調べ)

雇用形態別平均年収

転職サイトとらばーゆによると、働く女性322人に対し行った調査では、平均年収282.9万円ということです。正社員でも300万円~400万円が1番多いようです。しかし、35歳以上では、3人に1人は400万円の年収を得ているということです!

【雇用形態別平均年収】
・正社員:337.8万円
・契約社員:275.5万円
・派遣社員:242.7万円

やはり年収を多く得ようと思うのなら、正社員を目指すのが良さそうです。

働く女子322人の最新リアル・マネー事情 [収入編] 年収のリアルデータ|女性の求人・転職なら【とらばーゆ】
みんなの年収のリアルデータ。年収やボーナスのリアルな数字はなかなか知ること。『とらばーゆ』では働く女性322人にアンケート。みんなの収入・貯蓄・お金の使い道を徹底調査しました。参照元:とらばーゆ(2015年11月著者調べ)

資格別平均年収

働く業種によって、年収は異なりますが、勤続年数や、年齢によっても変わってくると思います。様々なデータを調べましたが、同条件(年齢・勤続年数など)での平均年収データはやはり確認できませんでした。

資格という観点から平均年収のランキングを見ていきましょう。

【高額年収の資格】
・医師:約948万円
・司法書士:約900万円
・弁護士:約800万円
・公認会計士:約800万円
・税理士:約700万円

上記、全ての資格が国家資格となり、簡単に取得できるものではありません。しかし、独立開業もできる資格ですので、全てにおいて、自分次第でさらに上の年収が見込めるようです。
やはり、医学部卒業、国家試験の合格という難関をくぐり抜けた医師が年収上位ですね。次いで高い年収なのは司法書士で約900万円でした。弁護士は、半数近くが女性という統計もあるようです。相談業務もありますので、女性の活躍が見込まれる資格と言えますね。ただ、こちらも簡単にはなれませんが。

こちらのデータは女性労働者数が50%を超える資格の女性平均年収です。
【資格別平均年収】
・薬剤師:494万円
・看護師:473万円
・臨床検査技師:451万円
・准看護師:405万円
・ケアマネジャー:363万円

女性労働者数が半数以上という条件なので、このような結果になり、1番年収が高額になる資格は薬剤師ということです。次いで、看護師、となっています。ケアマネジャー以外は、医療関係という結果になりました。やはり、医療現場は女性が多く、長く働きやすい環境ということでしょうか。ケアマネジャーも、介護業界ですので、人をケアするという意味で女性の活躍が多いのでしょう。

薬剤師は国家資格であり、薬科大学を6年間通ったのち、国家試験の合格者のみが名のれるというものですので、年収の高さには納得ですね。また看護師は、非常に激務であり、精神的にも大変な職業として挙げられることが多いようです。病院へ行く時などは、不安な想いをしている人が大半だと思いますので、そんな時、優しい看護師さんに出会うと、本当に癒されますよね。女性特有の優しさが活かせる仕事ですね。



働く女性昔と今

女性の為の転職サイトとらばーゆのコラムで、35年前のU29の働く女性と現代の女性を比較したものが大変興味深く、面白かったです。35年前といえば、竹の子族が幅を効かせ、ニュートラ・ハマトラ・プレッピーの3大ファッションが流行した頃です。今とは、女性の働き方と私生活もかなり違いがあるようですね!

35年前の25~29歳女性平均年収は186万円でした。女性の働き方として主な仕事は男性のサポート的なものが多く、寿退社も当たり前だったということです。その頃と比べると、現代はまだ全体数として少ないながらも女性管理職が増え、結婚後も働くことを選択する女性も多いですね。男性の仕事、女性の仕事というのが分かれていたとされる時代から、男女が共に協力して仕事にあたるというスタイルへ移行してきたのですね。現代女性は、自分で仕事・プライベートの割合を決めることが可能で、ライフワークとする部分の選択も多種多様ですね。

女性が活躍する企業

2015年、「日経WOMAN」が発表した企業ランキング上位5位です。企業の女性社員活用を管理職登用度、ワークバランス度、女性活用度、男女均等度の4つから総合的に判断したものです。

【女性が活躍する企業ランキング】
1位:資生堂
2位:セブン&アイホールディングス
3位:ANA
4位:ジェイティービー
5位:第一生命保険

ランキング1位の資生堂は2年連続で、女性の多い職場の、女性がより活躍できる環境作りに取り組んでいるようですね。具体的には、育児短時間勤務を利用する美容職約1200人の働き方改革を実施するなど、働くママにとって嬉しい改革があったようです。

2015年「女性が活躍する会社BEST100」:日経ウーマンオンライン【トレンド(キャリア)】
『日経WOMAN』と日経ウーマノミクス・プロジェクトは、2015年版「企業の女性活用度調査」を実施。過去最多となる539社から得た回答を基に、『日経WOMAN』6月号誌上にて総合ランキングBEST100を発表しました。参照元:日経WOMAN online(2015年11月著者調べ)

女性支援の多い企業で働く

安倍総理は2013年、経済団体への要請として以下のような発言をしました。
・全上場企業においては、積極的に役員・管理職に女性を登用し、まず、役員・執行役員のうち1人は女性を登用すること。
・子供が3歳になるまで育児休業や時短勤務を取得したいと考えている男女が取得できるように職場環境の整備すること。
【2020年30%】これは、男女共同参画により計画され平成22年に閣議決定したものです。
「社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%程度にする目標」
2020年といえば2015年の現在、あと5年ですが、2014年の時点で5.2%でしたこの数値はどこまで伸びてゆくのか、期待したいところですね。

厚生労働省-女性の活躍推進協議会 | 企業トップからのメッセージ
ポジティブ・アクション宣言(ポジ宣言)とは、1.女性の活躍推進に関する企業としてのビジョン・方針、2.取組内容・方向性、3.企業トップからのメッセージを発信するものです。女性の活躍推進協議会では、自らの宣言を皮切りに、より多くの企業のみなさんがポジティブ・アクションに具体的にお取り組みいただくことを願っています。参照元:厚生労働省(2015年11月著者調べ)

自分が活躍できる場所を探す

女性の活躍が多い企業で働くというより、自分は何が得意で、何がしたいのか、を考え就業する女性は多いと思います。その為に必要な資格取得に励むことや、専門学校へ入学し、勉強する人もいるでしょう。働くということを、お金を得る為に必要なことの他に、自分のライフワークとして、考えている人もいます。

一方、自分がしたいことより、自分が必要とされる仕事に就く人も多いようです。待遇や年収の観点から、長く働くための場所としてその場所で働くことを選択される方ですね。企業から必要とされるということは、活躍の場であるということだと思いますので、やりがいも充分にありますね。

女性の年収のまとめ

女性の年収は、就業形態・就業時間・就業年数などにより様々です。年収1,000万円を目指すなら、国家資格の取得、起業し成功する、企業で管理職になるなどが考えられると思います。
今より年収UPを望むのなら、自分の強みを見つけ、どう社会・企業にアピールできるかが重要だと思います。

幸い、今後も飛躍的に進むであろう女性の社会進出。政府の後押しを味方にして、上手に社会と付き合っていけたら良いのではないでしょうか。 ※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。